ニュージーランド南島の南東部に位置する、オタゴ地方の中心都市であるダニーデン。
ニュージーランドのおもな都市は、オークランドやクライストチャーチ、首都のウェリントンなどが挙げられます。
ダニーデンは日本ではまだまだ知名度が低いですが、魅力的な観光スポットがたくさんあり、旅行で訪れることをぜひおすすめしたい街です。
そこで今回は、ダニーデンにあるおすすめの観光スポットを紹介します。
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ダニーデンへのアクセス方法
「そもそもダニーデンって、どこにあるの?」
おそらく大半の人はそう思ってしまうでしょう。
そこでダニーデンへのアクセス方法を、ざっくりとですが紹介します。
日本から飛行機では直行便はありませんので、ニュージーランドの各都市から乗り継ぎとなります。
ダニーデン国際空港までのアクセスはおもに次のとおりです
・オークランドから直行便で約2時間
・クライストチャーチから直行便で約1時間5分
こぢんまりとしているダニーデン国際空港。ダニーデン郊外の街・モモナ(Momona)にあります
ダニーデン国際空港から市内へのアクセス
ダニーデン国際空港から市内へのアクセス方法を紹介します。
ダニーデン郊外のモモナにあるダニーデン国際空港は、ダニーデン市街地から約30kmほど離れたところに位置しています、
残念ながら空港から市内へアクセスできる電車や路線バスがありませんので、タクシーもしくはエアポートシャトルを利用します。
いくつかある中でおすすめしたいのが、乗り合いタクシーのスーパー・シャトル(公式サイト:英語)。
乗客を順番で送り届けるため、遠回りをする場合がありますが、比較的リーズナブルな価格で利用できます。
ダニーデンのおすすめ観光スポット9選
ここではダニーデンのおすすめ観光スポットを紹介します。
上の写真はジョージ・ストリート(George St.)。街の中心を南北に横切る目抜き通りで、たくさんのレストランやカフェ、ショップなどが建ち並んでいます。
ジョージ・ストリートは街の中心部にある八角形の形をした広場「オクタゴン(The Octagon)」を境に、「プリンシズ・ストリート(Prince’s St.)」という名前に変わります。
この通りを中心として、ダニーデンの観光を楽しみます。
スパイツ醸造所
ダニーデンの地ビール「スパイツ(Speight’s)」は、いまやニュージーランドを代表するビールのひとつとなっています。
そのスパイツの醸造所をガイドツアーで見学することができます。ちなみに上の写真は併設されているパブ「スパイツ・エールハウス(Speights Ale House)」です。
スパイツ醸造所のガイドツアーでは、解説によりスパイツの歴史を知ることや、製造過程の見学、試飲を体験することができます。
住所:200 Rattray Street, Dunedin Central, Dunedin 9016, New Zealand
ツアー時間:日〜木曜12:00、14:00、16:00 金・土曜12:00、14:00、16:00、18:00
料金:大人$30、シニア・学生$27
公式サイト:https://www.speights.co.nz/
オタゴ入植者博物館
オタゴ地方の入植の歴史を紹介・展示している「オタゴ入植者博物館(Toitu Otago Settlers Museum)」。
入植者の生活道具や、馬車や市電などの乗り物などが展示されており、当時の文化や生活様式を知ることができて興味深い博物館となっています。
なかでも前後両方向に走ることができる珍しい形状の蒸気機関車や、初期の入植者たちの写真が並ぶ部屋が必見です。
ミュージアムショップやカフェも併設されているので、見学後にここでゆっくりとくつろぐことができます
住所:31 Queens Garden, Dunedin 9016, New Zealand
営業時間:10:00〜17:00
入場料:無料
公式サイト:https://www.toituosm.com/
チャイニーズ・ガーデン
オタゴ入植者博物館の裏手にある「チャイニーズ・ガーデン(Lan Yuan, Dunedin Chinese Garden)」。
庭園内にティー・ショップがあり、伝統的な中国茶を購入することができます。
庭園散策だけでなく、会場レンタルやカクテルパーティー、結婚式場としても利用されているようです。
ニュージーランドの街なかに、中国式の庭園が眼下に広がっています
おすすめ観光スポットを紹介するといってなんですが、これはあくまで私見ですので、流していただいてもけっこうです。
アジア系以外の方でしたら楽しめるかもしれませんが、庭園自体は10ドル払って見る価値があるかといえば、日本人からしたら正直いって微妙です。
住所:39 Queens Gardens, Dunedin, New Zealand
営業時間:10:00〜17:00
入場料:大人$10
公式サイト:https://www.dunedinchinesegarden.com/
ダニーデンのスコティッシュ建築
ダニーデンはスコットランドからの移民が入植して築いた街です。
そのためダニーデンは、スコットランドの雰囲気を色濃く感じる街並みが広がっており、“スコットランド以外でもっともスコットランドらしい街”といわれています。
そのダニーデンには、見応えのある数々のスコットランド風の建築物が点在しています。
上の写真はダニーデン中心部にある広場「オクタゴン」にある、「市議会議事堂」(右)と「セント・ポール大聖堂」(左)です。
スコットランドに来たんじゃないかと、錯覚に捉われそうになるほど、ダニーデンの街並みはもろスコットランドでした。
ダニーデンは若者が多い学園都市としての一面を持っています。なぜならダニーデンには、ニュージーランドで最初に設立された大学「オタゴ大学」があるからです。
ゴシック様式で建築されたオタゴ大学の時計塔は必見です
高い尖塔をもつ「ファースト教会」。オクタゴン広場の外側にあります
ジョージ・ストリート沿いにある「ノックス教会」。内部には美しいステンドグラスがあります
観光列車「タイエリ峡谷鉄道」が発着する「ダニーデン駅舎」。訪れた当時は工事中により、外観のほとんどが見られなかったので残念
重厚な造りをしているダニーデン駅舎
ダニーデン駅舎の美しい内部は必見です
スポーツ・ホール・オブ・フェーム
ニュージーランドのスポーツの殿堂「スポーツ・ホール・オブ・フェーム(New Zealand Sports Hall of Fame)」。
ダニーデン駅舎構内にあり、オールブラックスで有名なラグビーのほか、さまざまなスポーツ競技に関するものが展示されています。
オールブラックスが好きな方は、きっと楽しめるでしょう
住所:Railway Station, Anzac Avenue, Dunedin 9016, New Zealand
営業時間:10:00〜15:00
入館料:大人$6、シニア・学生$4
休館日:月・火曜日は予約制。聖金曜日(復活祭直前の金曜日)およびクリスマス
公式サイト:https://www.nzhalloffame.co.nz/
タイエリ峡谷鉄道
ダニーデン〜ミドルマーチ(Middlemarch)間を走る観光列車「タイエリ峡谷鉄道(Taieri Gorge Train)」。
本数は鬼少ないので、スケジュールは公式サイトにて事前にご確認くださいませ。
オタゴ地方の景観を見ながら鉄道旅を楽しめます
ダニーデン市立美術館
ニュージーランドにある美術館のなかで、充実した内容を誇る「ダニーデン市立美術館(Dunedin Public Art Gallery)」。
幅広い年代のニュージーランドの美術作品のほか、葛飾北斎などの日本の浮世絵も展示されています。
オクタゴンにあるのでアクセスしやすく、プレイスペースもあるので、子ども連れの家族も楽しむことができます。
住所:30 The Octagon, Dunedin 9016, New Zealand
営業時間:10:00〜17:00
入館料:無料
公式サイト:https://dunedin.art.museum/
オタゴ博物館
オタゴ大学の近くにある「オタゴ博物館(Tūhura Otago Museum)」。
ニュージーランドの先住民族・マオリの伝統文化や、ニュージーランドの野生動物に関する資料が展示されています。
かつてニュージーランドに生息していて絶滅したという、巨大な鳥「モア(Moa)」の骨格標本もあります
住所:419 Great King Street, Dunedin 9016, New Zealand
営業時間:10:00〜17:00
入館料:無料
公式サイト:https://otagomuseum.nz/
ボルドウィン・ストリート
ダニーデンの象徴といっても過言ではない「ボルドウィン・ストリート(Boldwin St.)」は、ダニーデンだけでなくニュージーランドのなかで、もっとも有名な観光スポットのひとつといえます。
ボルドウィン・ストリートの角度のきつさは、“世界でもっとも急な坂道”としてギネスブックに載っているほどです。
ダニーデンの中心部から少し離れているにもかかわらず、たくさんの観光客がボルドウィン・ストリートの急坂を見に訪れています。
まずはじめに、ダニーデン中心部からボルドウィン・ストリートまでのアクセス方法を紹介します。
ダニーデンのバスターミナルから路線バスに乗り、ボルドウィン・ストリートの最寄りのバス停「North Rd, 275」まで約15分です。バスターミナルの場所はこちらです
ボルドウィン・ストリート方面は、ルート8「Normanby」行きのバスに乗ります
バスの中は広々としていて、乗り心地はそれほど悪くないです
USBの差し込み口があるので、ちょっとの間でもスマホの充電をしたい方にはありがたい存在
料金は片道1.5ドルでした。しかし2023年7月1日からバスの乗車料金の価格改定があるそうです。いくらになるのかは断言できないので、こちらのサイト(英語)にてご確認くださいませ
ちなみに帰りのバス停と時刻表です(ダニーデン市街地方面)。ご参考程度にご覧くださいませ
ノース・ロードから住宅地に入ると見えてくるボルドウィン・ストリート。見た目以上に傾斜がきつく、坂道を歩いて上がっていくと息切れします
ボルドウィン・ストリート沿いの住宅を見ると、いかに傾斜がきついかがわかります。地元の人々は移動するのがたいへんだろうなあと、勝手に勘繰ってしまいます
ボルドウィン・ストリートを上りきったてっぺんには記念碑があり、訪れた人々はだいたいここで記念撮影します
上から見たボルドウィン・ストリートは圧巻です
ボルドウィン・ストリートの上から見る景色は必見なので、ダニーデンに訪れた際はぜひボルドウィン・ストリートに行ってみましょう。
ボルドウィン・ストリートの場所はここです。
・ブッキングドットコム【Booking.com】
・エクスペディア【Expedia】
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・【HIS】エイチ・アイ・エス
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ダニーデンのおすすめホテル
ここではダニーデンで宿泊するのにおすすめのホテルを紹介します。
これは完全に私見ですので、ひとつの意見としてご参照くださいませ。
一概にもいえませんが、私がホテルを選ぶ基準は、おもに次のとおりです
・料金が比較的リーズナブル
・アメニティがひととおり揃っている
・朝食がある
・荷物預かりがある(個人的に超重要)
物価が鬼高い国とかだったら、これらの基準を満たすとべらぼうに高い宿泊施設しかなかったりするので、その時はホステルなどで妥協しますけどね。
これらの基準を満たしている、ダニーデンにある2つのホテルを紹介します(あくまで私の中でですが)。
オタゴ入植者博物館の目と鼻の先にある「レバイアサン ホテル(Leviathan Hotel)」。オクタゴンへ徒歩で行くことが容易で、ホテルから見るファースト教会の佇まいが素敵です
ダニーデンの中心部に位置する「ロー・コーツ・ホテル(Law Courts Hotel)」。オクタゴンからとても近く、ニュージーランドのスーパーマーケット「Countdown」もすぐ近くにあるので便利。1階のバーではスパイツを中心としたさまざまなビールを飲むことができます
日本ではまだあまり知られていませんが、ダニーデンもニュージーランドのほかの都市に負けず劣らず、魅力がいっぱい溢れている街です。
ニュージーランドの旅行を計画する際、ダニーデン観光を選択肢のひとつとして入れてみてはいかがでしょう。
以上、ニュージーランド・ダニーデンのおすすめ観光スポット9選を紹介しました。
ご参考にしていただけましたら幸いです。