北欧スウェーデンの首都ストックホルムは同国最大の都市であり、人口は約98万人で北欧で最大の人口を誇る世界都市です。
ストックホルムの人気観光スポットといえば、旧市街の「ガムラ・スタン」や、野外博物館「スカンセン」や「ヴァーサ号博物館」がある「ユールゴルデン島」が挙げられますが、その地域以外にも魅力的な観光スポットが数多くあります。
そこで今回は、ストックホルム中央駅周辺と郊外にある、おすすめの観光スポット9選を紹介します。
スウェーデンストックホルムのおすすめ観光スポット9選[中央駅周辺・郊外編]
ストックホルム市庁舎
ストックホルム観光において、外してはいけないといえる必見の観光スポットが「ストックホルム市庁舎」です。
水辺に建つ赤レンガ造りの外観が美しい、ストックホルムのシンボルともいえる市庁舎で、ぜひおすすめしたいアクティビティがあります。
それは「塔に登る」ことと、「ガイドツアーで内部見学」することです。
ガイドツアーで最初に案内されるのが、ノーベル賞晩餐会の会場である「青の間」。この階段はノーベル賞授賞式でよく登場しますね
美しすぎる議会室も必見。ここで実際に市議会が行われます。高さ19mの天井は、スウェーデンのヴァイキングからインスピレーションを得て作られたものです
金箔モザイクと壁画で飾られた豪華絢爛な「黄金の間」。ノーベル賞授賞式の舞踏会広間として利用されています
内部見学ツアーと同様に必見なのが、ストックホルム市庁舎の塔に登るツアーです。
塔に登るツアーは夏期限定で、某ガイドブックには5〜9月と書いてありましたが、私が訪れた2022年9月は閉まっていました。
のちほど公式サイトで確認したところ、日付までは覚えていませんが、期間は2022年では6月中旬〜8月中旬くらいだったかな。
そのため、市庁舎の塔に登りたい方は、料金・期間・営業時間を公式サイトにて事前にご確認くださいませ。
高さ106mのパノラマビューで、ストックホルムの美しい景観が見られるので超必見です。特に旧市街「ガムラ・スタン」の景色のすばらしさに息を呑みます
住所:Hantverkargatan 1, 111 52 Stockholm, Sweden
営業時間:10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00(英語ガイド)
チケットオフィスは8:30〜
入館料:150SEK
公式サイト:https://stadshuset.stockholm/en/
国立美術館
スウェーデン最大の美術館である「国立美術館」の絵画と彫刻のコレクションは、約16000点を誇ります。
レンブラントやルーベンス、ゴヤ、ルノワール、ドガ、ゴーギャンなどの巨匠たちの作品があり、そのほかにスウェーデンの画家の作品も必見です。
コレクションには、スウェーデンの18世紀と19世紀の絵画を中心に、ルネッサンスから20世紀初頭までの芸術が含まれています。
17世紀のオランダ絵画やフランスの18世紀のコレクションも充実しています。
住所:Södra Blasieholmshamnen 2 Stockholm, Sweden
営業時間:水・金〜日曜11:00〜17:00、木曜11:00〜21:00
休館日:月・火曜(火曜はレストラン、ショップなどがあるエントランスフロアのみ営業)、祝祭日に休館の場合あり
入館料:無料
公式サイト:https://www.nationalmuseum.se/en/
ストックホルム市立図書館
スウェーデンを代表する建築家、グンナール・アスプルンド(Gunnar Asplund)が手掛けた「ストックホルム市立図書館」。
建物の中心部が円柱状になっており、それを取り囲むように本がびっしりと並んでいます。
図書館なので室内は至って静か。読書はもちろんのこと、休憩やスマホを充電したい時に利用するのに最適です。
私が訪れた時は残念ながら室内は改修工事中でした
ぐるりと取り囲むように本棚が置かれています
世界各国の本があり、もちろん日本の書籍もありました。ラインアップがなんともマニアック……
住所:Sveavägen 73 113 50 Stockholm, Sweden
営業時間:火〜金曜10:00〜20:00、土・日曜10:00〜16:00
休館日:月曜
入館料:無料
アクセス:地下鉄「オデンプラン(Odenplan)駅」より徒歩4分
公式サイト:https://biblioteket.stockholm.se/bibliotek/stadsbiblioteket
武器博物館
16世紀から現代までのスウェーデンの軍隊や武器の歴史を紹介している「武器博物館」。
戦闘の際に使用した武器、大砲、乗り物、旗、ユニフォーム、家庭用品、テントなどが展示されています。
エステルマルム市場(Östermalms saluhall)の近くにあるので、市場に行った際に共に訪れてみるのがよいです。
住所:Riddargatan 13, 11451, Stockholm, Sweden
営業時間:火曜11:00〜20:00、水〜日曜11:00〜17:00
休館日:月曜
入館料:無料
公式サイト:https://armemuseum.se/
ヒョートリエット
野菜や果物、花などの屋台が並んでいる広場「ヒョートリエット(Hötorget)」。
日曜日にはフリーマーケットが開かれ、レコードやキッチン用品、骨董品、古着などが並んでいます。
広場に隣接する市場「ヒョートリスハーレン(Hötorgshallen)」の地下には、絶品のフィッシュスープが人気のシーフード店「カイサス・フィスク(Kajsas Fisk)」があるので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。
住所:Hötorget, 111 57 Stockholm, Sweden
営業時間:月〜金曜7:30〜19:00、土・日曜7:30〜17:00(時期によって異なる)
参照サイト:https://www.hotorget.com/
スカイビュー
アヴィーチー・アリーナ(Avicii Arena)の外側に沿って、球体のガラス張りのゴンドラが移動するアトラクションである「スカイビュー」。
ゴンドラの定員は1つにつき12名、 2つのゴンドラが10分ごとに出発し、所要時間は約30分です。
海抜130mの頂上からストックホルムの街全体を一望できるので、市庁舎の塔が時期外れで閉業中の時は、代替として訪れるのもよいです。
乗る前にスカイビューの概要やゴンドラに乗る際の注意事項などを映像で見ます
外側から見る球体のゴンドラはこんな感じ。ガラス張りで景色が360度パノラマビューで見渡せます
この先がアリーナの頂上。高いところが嫌いな方は慣れるまで腰が引けてしまいます(私がそうでした)
中心部から離れているため、残念ながらストックホルム市庁舎などは小さく見えます。それでもスカイビューから見るストックホルムは抜群の眺望です
住所:Avicii Arena, Arenatorget 2, 121 77 Johanneshov, Sweden
営業時間:[5月から第27週(10月最終週)まで]月~金曜10:00〜18:00、土・日曜10:00〜16:00、[それ以外の期間]月~金曜10:00〜17:00、土・日曜10:00〜16:00
休業日:メンテナンスにより休業する場合あり
入場料:170SEK(ストックホルム・パスで入場可。パスはGo City® 公式サイトで購入できます)
アクセス:地下鉄「Gullmarsplan駅」より徒歩約10分
公式サイト:https://stockholmlive.com/en/skyview/
スクーグスシュルコゴーデン
ストックホルム市立図書館と同様に、グンナール・アスプルンドが設計した森の墓地「スクーグスシュルコゴーデン(Skogskyrkogården)」。
スクーグスシュルコゴーデンは、20世紀以降の建築物としては世界遺産の登録第1号という、記念すべき場所です。
広大な原っぱにそびえ立つ、巨大な花崗岩の十字架は必見。スクーグスシュルコゴーデンのシンボル的存在です。
天から降り注ぐ日光の演出により、幻想的な雰囲気を醸し出している「聖十字架礼拝堂の復活像」
森の中に見渡す限りの墓地。木漏れ日が降り注ぐ神秘的な光景が眼下に広がっています
スウェーデン出身の名女優で、いくつものハリウッド映画に出演したグレタ・ガルボ(Greta Garbo)。彼女の墓もスクーグスシュルコゴーデンにあります
住所:Kvarter 50, 122 33 Skarpnäck, Sweden
営業時間(2023年):[5月2日~9月30日]毎日11:00~16:00(ミッドサマーイヴとミッドサマーは除く)、[10月]土・日曜11:00~16:00
休業日:10月の月〜金曜、11月〜4月
アクセス:地下鉄「スクーグスシュルコゴーデン(Skogskyrkogården)駅」より徒歩約10分
公式サイト:https://skogskyrkogarden.stockholm/in-english/
ドロットニングホルム宮殿
スウェーデンの世界遺産「ドロットニングホルムの王領地」は、ストックホルム郊外にあり、地下鉄と路線バスで割と簡単にアクセスすることができます。
ドロットニングホルム宮殿について、くわしくは下記の記事をご参照くださいませ。
グスタフスベリ
ストックホルム郊外にある陶器の街「グスタフスベリ」。
リサ・ラーソンの店舗兼工房やロールストランドやイッタラなどのファクトリーショップがあり、北欧好きにはたまらない買い物天国といえる場所です。
グスタフスベリについて、くわしくは下記の記事をご参照くださいませ。
ストックホルムの街歩き
ここでは番外編として、旧市街ガムラ・スタンとユールゴーデン島以外のストックホルムの街並みの写真を少しだけ掲載します。
上の写真はストックホルムの中心部に位置する「セルゲル広場(Sergels torg)」。地下鉄「T-Centralen」駅に直結しており、アクセスは便利です。
デパート「オーレンス・シティ(Åhléns City)」がすぐそばにあり、広場の中心には8万個ものガラス片を組み合わせて造られたタワーが建っています。
夜のセルゲル広場。タワーがライトアップされていて美しいです
ストックホルムの目貫通り「ドロットニングガータン(Drottninggatan:女王の通り)」。ショップやレストランが建ち並んでおり、地元の人々や観光客でいつも賑わっています
ストックホルム近代美術館(Moderna Museet)があるシェップスホルメン島(Skeppsholmen)へ向かう途中、島にかかる橋の上にある王冠のオブジェ。知る人ぞ知る隠れた写真撮影スポットです。場所はこちら
お次はストックホルム・アーランダ国際空港から市内へ向かうアクセス方法を紹介します。
ストックホルム・アーランダ国際空港からのアクセス
スウェーデンは交通網が発達していて、かつ公共交通機関が充実していて移動する際にたいへん便利です。
ストックホルム・アーランダ国際空港からストックホルム市内へ向かう際の選択肢は、空港バス・鉄道・市バス&郊外電車などがありますが、空港バス「エアポート・コーチ(Flygbussarna)」と高速鉄道「アーランダ・エクスプレス(Arlanda Express)」を利用するのが簡単で便利です。
デンマークのコペンハーゲンやノルウェーのオスロからも長距離列車が発着している「ストックホルム中央駅(Stockholms Centralstation)」。スウェーデンで国内外の交通の要衝となっています
空港からストックホルム中央駅まで、エアポート・コーチで約45分。10分〜1時間の間隔で走っています。鉄道より安くチケットを買うのも簡単なので便利です。公式サイトはこちら
エアポート・コーチの料金は以下のとおり(2023年4月時点)
(オンライン・アプリで購入すると片道129SEK、往復209SEK)
ストックホルム中央駅にある、エアポート・コーチの券売機
一方、高速鉄道「アーランダ・エクスプレス」は、アーランダ国際空港〜ストックホルム中央駅間を約18分で行き来できるので、エアポート・コーチよりも早くたどり着くことができます(アーランダ・エクスプレスの公式サイトはこちら)
ただし、料金は片道320SEK、往復600SEKで、エアポート・コーチより割高です。
時間とお金、どちらを優先するかはその人次第なので、どちらを選んでもよいかと存じます。
ただ、せっかく海外に来たんですし、なるべく無駄な時間を省いて旅行を楽しんだ方が得策ですね。
この記事が、読んでいただいた方のお役に立てれば嬉しいです。
以上、スウェーデン・ストックホルムのおすすめ観光スポット9選[中央駅周辺・郊外編]を紹介しました。
ご参考にしていただけましたら幸いです。
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