北欧スウェーデンの首都ストックホルムの東約25kmのところに位置する、陶磁器の町「グスタフスベリ(Gustavsberg)」。
グスタフスベリには陶磁器やガラス製品を製造する工場があり、その一角にファクトリーショップやアウトレットショップなどが併設されています。
北欧の陶磁器やキッチン用品などに憧れを抱いても、高額な値段を見て買うのをためらってしまう方もいるかと存じます。
グスタフスベリはストックホルムの中心部からやや離れていますが、北欧の製品が好きな方やショッピングを楽しみたい方には、ぜひ訪れていただきたい場所といえます。
そこで今回はストックホルム近郊の町・グスタフスベリについて紹介します。
グスタフスベリのアクセス
それではストックホルムから向かうグスタフスベリへのアクセス方法を紹介します。
地下鉄スルッセン(Slussen)駅から路線バス474番に乗り、約25分でグスタフスベリに到着します。
なぜ、474番を強調したかというと、私がミスをして違うバスに乗り、到着まで1時間くらいかかってしまったからです。
「Gustavsberg」と表記してある違う番号のバスがあったので、適当にそれに乗ってしまいました。
その時、バスの運転手さんに「ここ、行きますか?」とガイドブックを見せながら聞いてみました。
すると「行くには行くけど……。うーん、まあいいや、乗って」と、なぜか歯切れの悪い返事。
訝しげに思いましたが、とりあえずバスに乗って出発しました。
バスに乗って、Google Mapを見ながら外の景色を見て、しばらくしてから運転手さんの歯切れが悪いのが、なぜなのかがわかりました。
結果、バスのルートがめっちゃ遠回りでした。
このバスはグスタフスベリに直線では行かず、いろんなところを回りに回っていました
約50分後に到着したのが、この「Gustavsberg Centrum」ってところ。目的地から徒歩で10分くらい離れたところにあります
このことから、グスタフスベリに行くには、必ずスルッセン(Slussen)駅から474番のバスに乗って下さいませ。
帰りはファクトリーショップ近くにあるこのバス停から、スルッセン(Slussen)駅に行くことができます
グスタフスベリのみどころ
水辺にある港町・グスタフスベリのみどころを紹介します。
グスタフスベリでは、アウトレットやファクトリーショップで買い物や見学したり、すてきなカフェでフィーカを嗜むなど、さまざまな方法で楽しむことができます。
ここではグスタフスベリでぜひ立ち寄りたい、必見スポットを紹介します。
グスタフスベリ陶磁器博物館 Gustavsbergs Porslinsmuseum
45000点を超えるグスタフスベリの陶磁器や食器、アート作品などが展示されている「グスタフスベリ陶磁器博物館」。
グスタフスベリの歴史などを知ることで、グスタフスベリについての見識を深めてみてはいかがでしょう。
「Nationalmuseum Visitor Guide(Apple store・Google Play)」というアプリでも一部は閲覧できるようなので、ご来場の際などにご活用くださいませ。
住所:Odelbergs väg 5 134 40 Gustavsberg, Sweden
営業時間:[夏期]火〜日曜11:00〜17:00、[冬期]金〜日曜11:00〜16:00
定休日:[夏期]月曜、[冬期]月〜木曜 ※ほか祝祭日に休業の場合あり
公式サイト:https://gustavsbergsporslinsmuseum.se/
グスタフスベリ・ポースリンファブリック Gustavsbergs Porslinsfabrik
グスタフスベリの工場に併設されているファクトリーショップ「スタフスベリ・ポースリンファブリック」。
陶磁器やガラス製品だけでなく、リネンやキッチン用品などの雑貨も販売されており、北欧の雑貨や食器、陶磁器などをアウトレット価格で購入することができます。
レンガ造りの建物がいかにも工場って感じですね
スウェーデン王室御用達の陶器メーカー「ロールストランド(RÖRSTRAND)」。お値段はあくまで私の金銭感覚ですが、正直言って「これ、本当にアウトレット価格なの?」というくらい高価でした
高くて手が出ないという方、ご安心ください。ヴィンテージ品なら割とお安くお買い求めできます。私もヴィンテージの皿を購入しました。レトロ感があるデザインがかわいらしいです
ちなみにこの記事の冒頭の写真も店内の写真であり、フィンランドの人気ブランド「イッタラ(iittala)」の商品もあるので、お好きな方にはたまらないですね。
住所:Odelbergs väg 1C 134 40 Gustavsberg, Sweden
営業時間:月~金曜11:00~18:00、土~日曜11:00~17:00
公式サイト:https://gustavsbergsporslinsfabrik.se/
コスタ・ボダ Kosta Boda
スウェーデン王室の晩餐会でも使用されているガラス製品のメーカー「コスタ・ボダ」。
ファクトリーショップだけでなく、こちらにもぜひ立ち寄りたいところです。
住所:Tyra Lundgrens väg 15-17, 134 40 Gustavsberg, Sweden
営業時間:月~金曜10:00~18:00、土~日曜10:00~17:00
公式サイト:https://www.kostaboda.com/
公式通販サイト(日本語):https://www.kostaboda.co.jp/
セラミックストゥーディオン Keramikstudion
日本でも絶大なる人気を誇る、スウェーデンの陶芸家・デザイナーのリサ・ラーソン。
そのリサ・ラーソンの陶器工房が、グスタフスベリにもあります。
それがこの「セラミックストゥーディオン」です。
店舗も併設されていますので、リサ・ラーソンが好きな方には必ず立ち寄っていただきたい工房です。
制作途中の作品が見られたり、工房の雰囲気も肌で感じ取れます
職人さんがひとつひとつ手作業で作品を作っているところを見学できるのが、ファンにはたまらない体験になるといえます
住所:Odelbergs Väg 5 D, 134 40 Gustavsberg, Sweden
営業時間:月~木曜11:00~16:00、金曜11:00~13:00
定休日:土・日曜
※クレジットカード払い不可
公式サイト:https://www.kstudion.se/
カフェ・トルンフーセット Cafe Tornhuset
グスタフスベリで買い物の際に、休憩するのにおすすめのカフェ「カフェ・トルンフーセット」。
パンやケーキが評判で、スウェーデンのコーヒー文化“フィーカ”を楽しむのにも最適。
港の前にあるロケーションなので、テラス席でくつろぐのも気持ちがいいです。
色とりどりのおいしそうなケーキが陳列されています
広々として温かみのある店内でフィーカを楽しめます
私が選んだのは「サプライズ」という名前のケーキ。ヘーゼルナッツがぎっしり入ったチョコレートケーキで、塩がいいアクセントになっています
住所:Odelbergs väg 11, 134 40 Gustavsberg, Sweden
営業時間:月~金曜9:00~18:00、土曜9:00~17:00、日曜10:00~17:00
公式サイト:https://delselius.se/
北欧スウェーデンの雑貨は日本でも入手が簡単です
先ほど申し上げたとおり、リサ・ラーソンは日本でも人気がありますし、コスタ・ボダやロールストランドも名が知れたブランドなので、日本でも店舗やインターネットで購入することができます。
「だったらわざわざグスタフスベリにいかなくてもいいじゃん」って思うかもしれませんが、現地でショッピングを楽しむことが、海外旅行において醍醐味のひとつといえます。
グルメで例えるなら、中国に行ったら本格的な中華料理を、フランスに行ったら現地のビストロでフレンチを、イタリアに行ったら本場のパスタやピザを食べるっていう感覚ですね。
下記にこれまで紹介したブランドの商品の一例を掲載しましたので、ご参考程度にご覧くださいませ。
以上、ストックホルム近郊の街・グスタフスベリについて紹介しました。
ご参考にしていただけたら幸いです。
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