リトアニアはバルト三国の中で最も南に位置しています(他の2カ国は北から順にエストニアとラトビア)。
バルト三国の中で最ものどかな雰囲気を醸し出しているリトアニアには、不気味さと神秘さが入り混じる有名な巡礼地があります。
それは2001年に『リトアニアの十字架の手工芸とその象徴』として、国の無形文化遺産の1つとなっている「十字架の丘」です。
観光名所になっているとはいえ、お世辞にもアクセスがいいとはいえない場所にあります。
今回はその「十字架の丘」の行き方をざっくりとですが紹介したいと思います。
【リトアニア・ヴィリニュス発】十字架の丘への行き方
首都・ヴィリニュスから行くとすると、シャウレイという街に向かいます。
鉄道でもシャウレイに行けますが、リトアニアに限らずバルト三国では、バスの路線が充実していますので、バスの利用をおすすめします。
まずはヴィリニュスのバスターミナルに向かいます。
ここがヴィリニュスのバスターミナル。2階がスーパーになっています。
ここからシャウレイまで3時間〜3時間40分ほど。価格は片道だいたい13〜15ユーロほどです。詳しくはこちらのサイトで調べることができます。
そしてシャウレイに到着。暗くて非常に分かりづらいですが、シャウレイのバスターミナルです。
シャウレイ郊外にある十字架の丘はシャウレイ市街から北東約12kmほど離れています。よって路線バスを利用します。
ここから12番のバスに乗ります。ヨニシュキス(Joniškis)行きのバスに乗り、途中のドマンタイ(Domantai)で下車します。
タクシーをチャーターするのも1つの手ですが、ボラれる可能性があるのでバスで行くことをおすすめします。
バスターミナルにある、12番のバスの時刻表。ヨニシュキスって書いてありますね。
バスターミナルで「十字架の丘」に行きたい旨を伝えれば、時刻表の紙をもらえます。ボールペンの字は「86セント」と書いてあります。バスの片道料金ですね。
運転手さんに「ドマンタイ」といっておけば、「十字架の丘」に行くことが伝わると思うので、運転手さんにバスを下車した後の行き方を教えてもらえるかもです。ドマンタイに到着したら教えてほしい旨も伝えておいた方がいいですね。
そして出発。
バスで15分ほど、なんのおもしろみもない一本道を突き進みます。するとドマンタイに到着します。
到着した場所は本当に何もない所。そこに十字架の目印(下の写真)があります。
その先に幹線道路から枝分かれしている道があり、そこをひたすらまっすぐ進みます。
こんな感じの道を20〜30分歩いて行くと…
遠くに「十字架の丘」が見えてきました! さらに進むと…
ビジターセンターとお土産屋さんがあり、そこをさらに通り抜けると…
「十字架の丘」に到着しました!
過去に旧ソ連軍に撤去されそうになったこともあり、調べていくと悲しい過去とリトアニア人の誇りが見え隠れしています。それゆえよりいっそう、荘厳で神秘的な光景に目を奪われてしまいます(下の写真は憂うキリスト像)。
バスの本数が少ないので、一本でも逃したら大変な時間のロスになってしまいます。
帰りのバスは時刻表の時間より早く来ることがあるので、帰りの徒歩の時間を逆算して、早めにバス停に向かうことを強くおすすめします。
他に何もないような所で1時間以上も待ちたくないですよね…
ちなみに私の場合は、バス到着時刻の20分くらい前にバス停についてしまいましたが、到着時刻より3分くらい早くバスが来たので、とりあえずホッとしました。
私が実際に行った当時(2016年6月)のことを書いていますので、多少の差異はご了承ください。参考程度にしていただけると幸いです。
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