ヒッピーの楽園・クリスチャニアとは?


ロイヤル・コペンハーゲン、ジョージ・ジェンセン、フライング・タイガー、ソストレーネ グレーネ、そしておもちゃのブロックのレゴなど、日本でもおなじみのブランドやメーカーが生まれた国があります。
その国とは、世界幸福度ランキングで7年連続トップ3入りを果たし、2013、2014、2016年には1位に輝いている北欧の社会福祉国家デンマークです。
そのデンマークの首都・コペンハーゲンは有名な人魚の像があり、荘厳な城や教会、ストロイエと呼ばれるショップが立ち並ぶ歩行者天国、「人魚姫」「マッチ売りの少女」「みにくいあひるの子」などで知られる、絵本作家のハンス・クリスチャン・アンデルセンがかつて住んでいたとされるニュー・ハウン(「新しい港」の意味)など、ヨーロッパらしいきれいな街並みとカラフルでかわいらしい建物にあふれた観光都市となっています。
「北欧のパリ」と称されるほど美しい街・コペンハーゲンには、似つかわしくないといっては失礼だけど、雰囲気がぶっ飛び過ぎてカオスな地区があります。
それはヒッピー・不法居住者の楽園、クリスチャニアです。
いまやすっかり観光名所になっている、ヒッピーの聖地でもあり楽園でもある、自由すぎるクリスチャニアをざっと紹介します。

クリスチャニアへのアクセス

クリスチャニアに行くにはメトロ(地下鉄)で行くのがもっとも簡単かつ効率的です。
コペンハーゲンのメトロはM1M2の2線あります。
ちなみにコペンハーゲン郊外にあるカストラップ空港(Københavns Lufthavn)にはM2が通っています。
クリスチャニアの最寄駅はクリスチャンハウン駅(Christianshavn)です。
M1・M2ともに通ってますので、空港からも中心街からもアクセスが容易です。今回は空港から行く方法を紹介します。
空港からメトロのM2に乗ります。空港にあるメトロの駅名は“Lufthavnen”です。ここから7つめの駅のクリスチャンハウン駅(Christianshavn)に向かいます。
メトロのマップはこちらで確認できます。
地下鉄の車内。開放的で広々としている。運転室がないのが特徴。日本のモノレールみたい。

コペンハーゲンの地図。クリスチャニアはこのオレンジの枠のあたり。

さらに拡大した地図。赤い線が駅からクリスチャニアまでの徒歩ルートです。

クリスチャンハウン駅に到着し、駅を出ると小さな広場があります。地図上の①です。

そこから横断歩道を渡って、まっすぐ行くと左手に救世主教会(地図上②)が見えてきます。

尖塔の高さは90mあり、登ることができます(有料。コペンハーゲンカード使用で無料)。
てっぺんからはコペンハーゲンの景色を満遍なく一望できます。
見晴らしがいいため、高い場所が苦手な方にはちょっとつらいかも…。でも一見の価値があるので、コペンハーゲン観光の際には勇気を出していってみましょう。
コペンハーゲンカード(Copenhagen Card)とは、86カ所の観光地の料金とコペンハーゲン市内の交通機関が無料になる観光パスです。詳しくは公式サイト(英語)をご覧ください。

救世主教会を通り抜けると、交差点の右手に「クリスチャンハウン」の入り口(地図上③)が見えてきます。白い垂れ幕が入り口です。

観光客がけっこういます。


いきなりアーティスティックでフォトジェニックな建物がお出迎え。

入り口をくぐり抜けるとこんな感じ。

壁にクリスチャニアの地図がありました。

ちなみに冒頭の写真は、ネット上などでよく見かけるクリスチャニアのメインエントランス(地図上④)です。ここから入ってまっすぐ行くと、露店やカラフルな建物がたくさんあります。

写真の右側、腰掛けて人差し指を突き上げている、白髪ロン毛のファンキーなオヤジに、「買えよ」「見に来いよ」と言いたげに、何度も手招きされました(^_^;)

写真だとわかりづらいですが、左側の先に見える赤と黄色の飾りの先は写真撮影禁止スポットです。この辺りよりもまたさらにディープな雰囲気でした。

クリスチャニアにはれっきとした自治区で、独自のルールがあり、雰囲気がカオスなだけで、秩序はしっかりと保たれています。
警察官もちゃんと巡回していて、そんなに危険なことは起こらないかと思われます。
それでも私は、この独特な雰囲気に耐え切れず、30分で出てしまいました(笑)
おそらくガイドブックには載っていないであろう、ヒッピーの楽園・クリスチャニア。
コペンハーゲンを観光する際は、好奇心をもってクリスチャニアに立ち寄ってみるのもいい経験になるでしょう。
あらためて見識が広がり、あなたの中で新しい価値観が生まれることは間違いなし(?)です!