【世界遺産の街歩き】スウェーデン・ゴットランド島 ヴィスビーの観光スポットを一挙紹介

北欧スウェーデン・ゴットランド島の主要都市のヴィスビー（ビスビューまたはヴィスビュー）の、中世時代から残る城壁に囲まれている旧市街は、「ハンザ同盟都市 ヴィスビュー」として、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

ヴィスビー旧市街はスタジオジブリ映画『魔女の宅急便』で登場する街『コリコ』のモデルだといわれており、赤い屋根の建物が建ち並んだメルヘンチックな街並みがすばらしいです。

リゾートとして人気のゴットランド島。特に観光シーズンの夏には、多くの観光客が訪れて賑わいを見せています。

そこで今回はゴットランド島・ヴィスビーのおもな観光スポット、ヴィスビー旧市街の街歩き、そしてヴィスビーのおすすめホテルを紹介します。

ゴットランド島・ヴィスビーのおもな観光スポット

サンタ・マリア大聖堂

「サンタ・マリア大聖堂」は旧市街の城壁内で唯一残っている教会で、それ以外はリューベックの攻撃などで破壊され廃墟となっているため、今では貴重な遺産となっています。

教会の内部。ステンドグラスやパイプオルガンは必見、ほっぺたがぷくっとふくれている子どもの彫刻がユニークでした

歴史博物館

ハンザ同盟の歴史や中世の教会の彫刻、石に描かれた紋様などを展示している「歴史博物館」。

ヴァイキングの鎧や装飾品なども展示されているので、ヴァイキングが好きな方は必見です。

歴史博物館の入口。カフェもあるのでゆっくりくつろげます

石に描かれている十字架や動物がとても興味深い

フィスカーグレン

幅が狭い石畳の道が続き、両側に咲いたバラがきれいな「フィスカーグレン（Fiskargränd：漁師小路）」。

ヴィスビー旧市街で、SNS映えする定番の写真撮影スポットです。

サンタ・カタリーナ教会の廃墟

大広場（Stora torget）に面している「サンタ・カタリーナ教会の廃墟」。

ヴィスビーに現存する教会の廃墟の中で、もっとも美しいといわれており、もともとはフランシスコ会の修道院でした。

中に入って見学できます。今も残る美しいアーチを見て、もともとはどんな教会だったのかと思いを馳せてしまいます

セント・クレメンス教会の廃墟

ヴィスビーでは最古の建築物のひとつである「セント・クレメンス教会の廃墟」は内部見学ができるので、通りかかったら立ち寄ってみるとよいです。

じつは内部に階段があり、そこを登ると丸い小さな穴（もともとは窓？）が空いています

その丸い穴から見る景色。当時の人々もここから眺めていたのかな

セント・ニコライ教会の廃墟

外観の美しさが廃墟になった今でも残る「セント・ニコライ教会の廃墟」。

現在では、夏季に行われるコンサートなどのイベントや、結婚式で使われていることが多いといいます。

火薬塔

城壁の入口にある、ヴィスビー最古の建築物である「火薬塔」。

ここから外に出ると目の前はもう海です。外部のみ見学可。

植物園

ヴィスビー旧市街にある「植物園（DBW’s Botanical Garden）」。

スウェーデンでは生育しない植物も植えられており、静かで広い園内は散歩に最適の場所です。

植物園にあるセント・オラフ教会の廃墟。うっそうとした木々に覆われていて、いかにもスタジオジブリのアニメに出てきそうな雰囲気です

ヴィスビー旧市街 世界遺産の街歩き

ヴィスビー旧市街は散策するだけでも充分に楽しめる、世界文化遺産の街。

上の写真はサンタ・マリア大聖堂を大広場から見た時の様子です。

ここでは、ヴィスビーをそぞろ歩きした時の様子を掲載します。

旧市街じゃないけど、ヴィスビーのの港の様子。大きなフェリーに乗って、ストックホルム近郊のニネスハムン港まで行くことができます

「Gotlands Cykeluthyrning」というレンタサイクルを利用できるところもあるので、ヴィスビーを出て近郊を巡るのに利用したいです

サンタ・マリア大聖堂の脇にある階段を登った高台から臨む景色。赤い屋根が連なり、本当に魔女の宅急便の世界観です。ここがヴィスビーで1番の写真撮影スポットで、日本人観光客を何人か見かけました

ヴィスビーにはいたるところに、羊の像があります。ちなみに市の紋章にも羊が施されています

フィスカーグレンの隣の道も、負けじとバラの花が咲き乱れています

窓際で佇む猫の置き物がとってもかわいかった。どこにあるかは他所様の住居なので秘密です

木組の家もあり、どこかドイツっぽいです。かつてはハンザ同盟で栄えただけあります

城壁の外の海沿いの道。ジョギングしたり散歩したりと、人々が思い思いのひと時を過ごしています

城壁内でもっとも古い塔のひとつとされる「北門」

ボロボロの城壁を見ると、本当に昔からあったんだなと、そして現代の今でもヴィスビーの街を守り続けているんだなと、感慨に耽ってしまいます

「東門」から旧市街を出て、まっすぐ行くと衣料品店などのショッピング街があります

ヴィスビーで洋服などをお買い求めしたい時は、この界隈で歩き回って見てみましょう

人々の憩いの場となっている「Almedalen公園」

公園のそばに公衆トイレがあるので、いざという時に使えます

ゴットランド島・ヴィスビーのおすすめホテル

ここでは、ゴットランド島・ヴィスビーで宿泊するのにおすすめのホテルを紹介します。

まず、フェリーが停泊する停留所から、旧市街の中心部である大広場までは徒歩にして約15分。

そしてヴィスビーという街は道はほとんど石畳で坂道が多いので、スーツケースなどの重くて大きな荷物を抱えながら歩くのはけっこう大変です。

それとヴィスビーのホテルの1泊あたりの料金は、人気観光地のため特に夏はけっこう高めです。

それを踏まえて、ヴィスビーのホテルを選ぶ際のポイントを挙げてみました。

ヴィスビーまで自家用車やレンタカーで来た方には関係ないかもしれませんが、フェリーや飛行機に乗って徒歩で来た方にとっては立地は重要です。

そこで、この条件をおおむね満たせるホテルを2つお教えいたします。

ホテル スロッツバッケン

フェリーの発着場から徒歩約10分、旧市街の大広場から徒歩約8分という、好立地にある「ホテル スロッツバッケン（Hotell Slottsbacken）」。

港から向かうと坂道を少し登らなければならないのが難点ですが、それ以外の部屋の快適さや朝食のおいしさは満足度が高いです。

私物が散らばっていて恐縮ですが、ホテルの1室である屋根裏部屋です。天窓から降り注ぐ陽の光が心地よく、ゆっくりとおくつろぎいただけます

ホテル ステヌグネン

港からほど近いところにある「ホテル ステヌグネン（Hotell Stenugnen）」。

フェリーの発着場から徒歩約9分、旧市街の広場からは徒歩約7分と立地がよく、観光の拠点として最適です。

ここのホテルの魅力はなんといっても女性主人の優しさ、ホスピタリティです。

家庭的な雰囲気を感じられるホテルで、部屋、朝食、立地共に言うことなしです。

1人で泊まるには充分すぎる広さと快適さ。2人でちょうどいい感じの部屋

ホテルの朝食。決して豪華なわけではないけれど、バランスの取れたいい食事が摂れます。ニシンなど、北欧で食べられる食材もあります

旅行においてホテル選びは重要です。選択をしくじったら旅のクオリティがだだ下がりですからね。

それをネタにして楽しめるポジティブ・シンキングな方なら大丈夫ですが（笑）。

以上、【世界遺産の街歩き】スウェーデン・ゴットランド島 ヴィスビーの観光スポットを紹介しました。

ご参考にしていただけましたら幸いです。

【スウェーデン ゴットランド島・ヴィスビーのおもな宿泊予約サイト一覧】
・ブッキング・コム【Booking.com】
・エクスペディア【Expedia】
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