【天空の城】風雲!竹田城跡の雲海を見にリアルに車中泊した時の情報を公開!

天空の城」「天空に浮かぶ城」「日本のマチュピチュ」。

雲海に浮かぶ幻想的な姿からさまざまな呼称を持ち、国内外問わず話題を集めている「竹田城跡(たけだじょうせき)」。

今回は竹田城跡の雲海を見にリアルに車中泊した時の情報と、竹田城跡の概要・観光について紹介します。

季節、改定、諸事情により、営業時間・定休日・価格などが実際と異なっている場合があります。ご訪問時は事前に店舗・施設および公式ウェブサイト等で最新情報をご確認ください。
If you’d like to know about the detail and information of Takeda castle ruins in English, translate this article or refer the article of Japan-Guide.com, please.
スポンサーリンク

竹田城跡のアクセス

竹田城跡のアクセス、公共交通機関または車で行く方法の2つを紹介します。

【車の場合】
北近畿豊岡道「和田山JCT(IC)」から一般車両が駐車できる施設「山城の郷」まで約4km。山城の郷から天空バスで約10分、「竹田城跡」バス停下車。「竹田城跡」バス停から料金所がある大手門入口まで徒歩約20分

【電車の場合】
「大阪駅」から「特急こうのとり」または「特急はまかぜ」で「和田山駅」まで約2時間5〜20分。
「和田山駅」からJR播但線に乗り約7分「竹田駅」下車。下車後、天空バスで約20分、「竹田城跡」バス停下車。あとは同じ。
停車駅が「福知山駅」の場合、JR山陰本線に乗り「和田山駅」まで約40分、あとは同じ

「京都駅」から「特急きのさき」で約1時間50分、「和田山駅」下車。あとは同じ

但馬地方の山間にあるためアクセスがけっこうめんどくさいですね。

車と公共交通機関、どちらを使えばいいかといえば、バスや電車の時間を考えなくていいので、車を利用することをおすすめしたいです。

ちなみに私は豊岡駅からカーシェアリングで車をレンタルして行きました。

なお、天空バスについては全但バスの公式サイトをご参照くださいませ。

スポンサーリンク

立雲峡で車中泊する時についての紹介

【車中泊前にひとっ風呂】よふど温泉

車中泊する時は入浴ができないので、その前にひとっ風呂浴びたいところですよね。

そんな時におすすめしたい温泉施設があります。

立雲峡駐車場から約4.5km、車で約10分のところにある「よふど温泉」です。

風呂は内風呂のほか、露天風呂やジェットバス、サウナがあり、館内には広い休憩室もあるので、ゆっくりくつろぐことができます。

こちらで温泉に浸るほか、夕食をとったり休憩したりして、旅の疲れを癒しましょう。

【よふど温泉 Information】
住所:兵庫県朝来市山東町森字極楽108
営業時間:11:00〜21:00(最終受付20:30)
定休日:公式サイト参照
駐車場:80台(無料)
公式サイト:http://yofudo-onsen.jp/

ちなみによふど温泉のほか、「道の駅 但馬楽座 やぶ温泉」がありますが、こちらは立雲峡駐車場まで車で約30分近くかかりますので少し遠いです。

立雲峡で車中泊

「わざわざ車中泊しなくてもいいのでは?」

そう思う方がいるかもしれませんが、ここでは私が実際に車中泊した時について紹介します。

ちなみに私はこれまで車中泊はほぼ未経験です。

竹田城跡の雲海を見る場所はおもに3カ所、立雲峡で竹田城跡が雲海に浮かぶ姿を見るか、竹田城跡で間近で雲海を見るか、または立雲峡から反対側の藤和峠で見るかです(今回は藤和峠については割愛します。理由はのちほど)。

よふど温泉を出発して午後8時40分頃に立雲峡駐車場に到着しましたが、停車している車は数えるほどでした。

車中泊して早朝に起床、5時頃に車を出たら上の写真のとおり、駐車場はほぼ満車状態でした。

写真にタクシーが写っていますが、公共交通機関で来た方は竹田駅近くの宿泊施設に泊まり、そこからタクシーをチャーターして立雲峡駐車場まで来た方が何名かいました(おそらくですが)。それも賢明なアクセス方法のひとつですね。

肝心の立雲峡駐車場の場所はこちらです。竹田駅から約3kmくらい離れていて、くねくねした登り道が続くので、徒歩で向かうのはおすすめできません

立雲峡駐車場には自動販売機とトイレがあります。私は男なので女子トイレはわかりませんが、男子トイレは小便器が2台、個室が1室という小さいトイレでした。

なので、う○こをしたくなった時には、突発的な時以外は行ける時に行っておきましょう。

次は車中泊の際に必要だと思ったものを紹介します。飲食物は当然だと思うのであえて含みません。

車中泊の際に必要だと思ったもの

懐中電灯
夜明け前に出発するので辺りは真っ暗なため必須です。

寝袋または毛布などの寝具
朝晩は気温が下がるので、必須なのはいうまでもないです。

液体歯みがき
チューブの歯みがきよりこっちの方が断然便利。必須ではありませんが

トイレットペーパー
トイレがある場合は大丈夫だと思いますが、念のため持参してもよいと存じます

モバイルバッテリー
スマホの充電には必須ですね。

アイマスクまたはサンシェードと耳栓
個人的にはもっとも必須アイテムではないかと思っています。
ちなみに私はいずれも持ってきませんでしたので、寝る時に苦労しました。
外灯の光が思いのほか明るいので、寝る時に窓から光が入って超うざかったです。
アイマスクまたは窓から入る光を防ぐサンシェードのようなものが必要です。
また、他の方の車のエンジン音が意外にうるさいので、耳栓なんかも必要かと思います。

ちなみに私はどうやって遮光したかというと、ダウンジャケットを運転席と後ろの席のヘッドレストにかませて、窓からの光が入らないようにしました。それでもちょっと漏れるけどね。

車中泊では、どんな車がおすすめか?

上の写真のとおり、キャンピングカーで来た強者もいました。

そこまでとはいわないまでも、車中泊ではワゴンなどの広い車が理想的。セダンやコンパクトカーは、車中泊には不向きかと存じます。

自家用車がセダンやコンパクトカーだとしたら仕方がありませんが。

軽自動車やコンパクトカーなら、たとえばN-BOXとか、ルーミーとか、キューブとか、四角くて天井が高くてシートをフラットにできる車がベターです。

ちなみに私はひとりでの車中泊。車は都合によりMAZDA2(コンパクトカー)しか選択肢がありませんでした。

本当はN-BOXとか、ルーミーとか借りたかったんですけどね、なかったんですよね。

どうやって寝たかというと、後ろの席は折り畳んでもフラットにはならずしかも硬い。寝るのは無理!

そのため、助手席のヘッドレストを外して、限界まで倒し、その上で寝袋にくるまって就寝しました。

浮いてしまう足もとにはチャイルドシートを置いて、なるべくフラットにしました。

起床しましたら着替えて、朝食を食べて、用を足して、そして出発です。

立雲峡で竹田城跡の雲海を望む

立雲峡で竹田城跡の雲海を見るには、日の出までに第1展望台または立雲峡テラスに到着することが望ましいです。

そのため夜が明ける前の5:30頃、出発しました。入山する時にまず受付(上の写真)で料金300円をお支払いする必要があります。

立雲峡にはトイレがありませんので、駐車場のトイレでかならず済ませておきましょう。

いざ出発です。登山中は道が真っ暗なので、懐中電灯は必須です

6時頃までライトアップされている竹田城跡。不夜城というか、マハラジャのような派手な風に見えました

駐車場から徒歩5分くらいで第3展望台へ到着します(帰りに撮影した写真)

第3展望台からひたすら登り、15分くらいで第2展望台へ到着。ここから見る竹田城跡もなかなかきれい(帰りに撮影した写真)

第2駐車場からまたさらに15分くらい登ると、第1展望台へ到着。あとは日の出を待つばかりです

第1展望台より少し上に行くと、立雲峡テラスがあります

第1展望台から竹田城跡へ向けてドローンを飛ばしている人がいました。竹田城跡ではドローン禁止の看板がありましたので、立雲峡から飛ばすのもおそらくマナー違反だと思います。ドローンは持参しない方がいいでしょう

立雲峡テラスにあるこのデッキで、記念撮影してみてはいかがでしょう

そろそろおわかりになるかと存じますが……。

【悲報】雲海が姿を現しませんでした

雲海が出る条件がいくつかありまして、それは次のとおりだそうです。

・時期:9〜11月(特に10・11月)
・時間:明け方から8時頃まで
・前日の夜から気温が下がり、日中との寒暖差が10℃以上ある日
・晴天で風がない日
・前日から湿度が高い、湿り気がある日(たとえば、前日に雨が降って当日晴れたなど)

こちらのサイトにも雲海についてくわしく掲載されています

私が訪れた日は気温が高すぎたことと、湿気が足りなかったことが要因で雲海が現れなかったようです。

周りを見渡す限り、私を含め残念に思った方がほとんどでしょうが、ひどく落胆した方はほぼ皆無のように見えました。

たとえ雲海がなくても、立雲峡から見る竹田城跡は充分すぎるくらい絶景でしたからね。

この日に雲海が出なかったので、藤和峠に行くのはやめにしました。

次は実際に竹田城跡の観光と登山ルートについて紹介します。

竹田城跡の観光・登山ルート

ここからは竹田城跡へ向かう際のルートと、竹田城跡について紹介します。

竹田城跡へは駅の裏側から登山道を登っていくか、天空バスで「竹田城跡」バス停から徒歩、または車で山城の郷まで行きそこから徒歩というルートになります。

竹田城跡までの登山ルートは4つあります。

・駅裏登山道
・表米神社登山道
・南登山道
・西登山道

私が選んだルートは駅からほど近い「竹田まちなか駐車場」(上の写真)に駐車し、行きは駅裏登山道、帰りは表米神社登山道にしました。

南登山道は駅からも駐車場からも遠いので却下。西登山道は山城の郷またはバス停「竹田城跡」から大手門入口(料金所)まで歩くルートですが、楽かもしれませんがあまりおもしろくないなと判断して却下しました。

竹田まちなか駐車場から出発して線路方面へ向かい、観光案内所「情報館 天空の城」の通路を突っ切って、踏切を渡ります

踏切を渡ると虎臥城公園にたどり着くので、その先を右に曲がると駅裏登山道へ、左へ曲がると表米神社登山道の方へ行けます

立派な寺が建ち並ぶ「竹田寺町通り」。昔ながらの風情が感じられます

駅裏登山道から大手門入口まで0.8km、徒歩約40分ほど。急坂や階段が多くてけっこうハードです

登っていくと門がありますので、野生動物が出てこないようにきっちり閉めておきましょう。表米神社登山道にもこのような門があります

なかなかハードなハイキングを経て、大手門入口(料金所)へ到着。トイレはここで済ませておきましょう

竹田城跡の観光は順路が決まっていて一方通行ですので、それにしたがっていきましょう。

入口から階段を上ってまず見えるのが「北千畳」。見晴らしが抜群です

北千畳から「三の丸」へ向かいます

三の丸にあるベンチは、映画『あなたへ』のロケ地で、主演の高倉健さんが撮影の合間にベンチに座って景色を眺めていたそう。通称「健さんのベンチ

ベンチとはちょっと違うところだけど、三の丸から見た竹田の風景。健さんはこの景色を見て何を思っていたのかと、ふと思いを馳せてしまいます

三の丸から「二の丸」へ移動。遮るものがないから景色が存分に見渡せます

二の丸から見た「南千畳」。背景の山や街並みと相まって石垣の美しさが醸し出されています

二の丸から「本丸・天守台」へ向かいます

ここが天守台かな。ドローン禁止の看板がありますね。やっぱり駄目なんですよね

天守台から見た南千畳。もしも雲海が出ていたらさぞかし絶景なんでしょうね。まさに“日本のマチュピチュ”ですね

竹田城跡の最後のルート「南千畳」

南千畳の石垣にある2つの石(赤い丸)を見つけてくださいね

願い事が叶うといわれている「鏡石

石垣の左上付近にある「ハート石」。恋愛成就を願ってみましょう

南千畳から見た竹田城跡の本丸などの外観。よくもまあこんな山の上に城を築いたなと、感心させられました。絶対にこれ難攻不落の城でしょうね。私が敵将だったら攻める気も起きません。だって、登山がけっこうハードだったもんだから

出口を通り抜けたらあとは帰るのみ。帰りは表米神社登山道から下山しました。表米神社登山道は駅裏登山道と同じくらいきついです

降りる方が足に負担がかかるけど、登りよりかは疲れないかな。15分くらいで表米神社に到着しました

表米神社の鳥居。この前の道は竹田寺町通りなので、あとは駐車場へ戻るのみです

この日の午前中で立雲峡と竹田城跡、2往復のハイキングをしたので、おっさんの私(40代・男)にとってかなりきつかったです。

11月下旬にもかかわらず、めっちゃ汗をかいてしまい、着ていたダウンジャケットを脱ぎました。

次の日は筋肉痛で足がパンパンでした。

【竹田城跡 Information】
住所:兵庫県朝来市和田山竹田
入城時間:3月~5月 8:00~18:00(最終登城17:30)
6~8月 6:00~18:00(最終登城17:30)
9月1日~9月22日 6:00~17:00(最終登城16:30)
9月23日~11月30日 4:00~17:00(最終登城16:30)
12月1日~翌年1月3日 10:00~14:00(最終登城13:00)
※1月4日~2月は冬期閉山
料金:大人500円
公式サイト:https://www.city.asago.hyogo.jp/site/takeda/

一生に一度は見たい竹田城跡の雲海

えっ? 冒頭の雲海の写真はなんだったのかって?

あれは立雲峡駐車場の受付にあったパネル(上の写真)で、それをトリミングしたものです。

この絶景が見たかったのですが、天候と自然は運とタイミングの要素もあるので、こればかりは仕方がありません。

一生に一度は見たい絶景「日本のマチュピチュ」こと竹田城跡の雲海を、機会があったらぜひご覧になってくださいね。

以上、【天空の城】風雲!竹田城跡の雲海を見にリアルに車中泊した時の情報などについて紹介しました。

ご参考にしていただけたら幸いです。

タイトルとURLをコピーしました