【世界遺産・熊野古道】新宮でおすすめの1日観光モデルコース

三重県との県境、熊野川沿いにある和歌山県新宮市。

新宮には世界遺産の神社や巨大な岩が崖に迫り出している神社など、市内に見どころが点在しています。

そこで今回は新宮でおすすめの1日観光モデルコースを紹介します。

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新宮のアクセス

まずは新宮へのアクセス方法を紹介します。公共交通機関を利用した場合のアクセスは次の通り。

【路線バスの場合】
・JR紀伊勝浦駅から熊野御坊南海バス「新勝線(新宮駅~紀伊勝浦駅間)」に乗り、JR新宮駅まで約40〜50分(路線により変動)。

【電車の場合】
・JR名古屋駅から特急南紀に乗り、新宮駅まで約3時間15分
・JR紀伊勝浦駅からきのくに線に乗りJR新宮駅まで約25分。
・特急くろしお(京都駅〜新宮駅間)で新宮駅までの所要時間は次の通り。
 京都駅:約4時間25分
 新大阪駅:約4時間
 和歌山駅:約3時間
 紀伊田辺駅:約1時間50分

上の写真は『パンダくろしお「Smileアドベンチャートレイン」』の外観。夜に見るとちょっと恐い。下の写真が車内の様子。パンダのカバーがかわいらしいです

次に新宮の1日観光モデルコースを紹介しますが、スタート地点は新宮駅とします。

まずは新宮駅から約20分ほど歩き、最初の目的地に向かいます。

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新宮でおすすめの1日観光モデルコース

神倉神社

今にも崖から落ちてきそうなほど巨大なゴトビキ岩がご神体の「神倉神社」。

「ゴトビキ」とはこの地方の言葉で“ヒキガエル”を意味します。岩の形が蛙に似ているためだとか。

熊野の神々が最初に降臨した場所として伝えられているそうです。

まずは上の写真の「神橋」を渡り、石段の入口へ向かっていきます。

山頂まで538段の石段が続いています。ひとつひとつが大きいので、この石段を上り下りするのは、ご高齢者や体が不自由な方には少し厳しいかと存じます

石段の上り下りには細心の注意を払ってください。とくに雨の日は滑りやすく、上りよりも下りにご注意してください。

ちなみに雨の日に神倉神社に訪れた私は、脅すわけではないですが、下りる際に2回滑って尻餅をついて、その際に手をついてしまい、手のひらの皮が剥けてしまってがたくさん出ちゃいました。

そのため必須ではないですが、滑りにくいしっかりした靴と手袋を持参するのが望ましいです。

山頂に到着。冒頭の写真とは別角度から見た神倉神社。社が岩に押し潰されてしまいそうな迫力ある光景でした

神倉神社から見る景色は、新宮随一のビュースポットです

神倉神社 Information
住所:和歌山県新宮市神倉1-13-8

次の目的地は新宮で1番の必見スポットである、世界遺産の神社です。

熊野速玉神社

熊野本宮大社、熊野那智大社と共に熊野三山を構成する大社である「熊野速玉神社」は、神倉神社(元宮)から景行天皇58年(128)、現在の社地に新宮として遷したとされています。

日本初の夫婦となったといわれている、熊野速玉大神と熊野不須美大神が主祭神であることから、縁結びや家内安全のご利益があるといわれています。

ほかにも海上安全や病気平癒などの厄難全般や諸願成就のご利益もいただけます。

拝殿で参詣をしている方がたくさんいました

拝殿のの背後には2棟の社殿があり、熊野速玉大神(右)と、熊野不須美大神(左)が祀られています

熊野速玉神社 Information
住所:和歌山県新宮市新宮1
公式サイト:https://kumanohayatama.jp/

タイミングは人それぞれですが、神倉神社、熊野速玉神社を回った後でランチにしたり、香梅堂で「鈴焼」を購入してもよいでしょう。

浮島の森

新宮市街地にある沼に浮かんでいる、れっきとした島である「浮島の森」。

島の中にはさまざまな植物が自生しており、国の天然記念物に指定されています。

泥炭化した植物や倒木が積み重なり、沼地に浮かんでいる不思議な島

島の中を歩いていると、ちょっとした冒険気分に浸れます

底なし沼に住む大蛇に飲み込まれた少女の悲しい伝説があるという「蛇の穴(じゃのがま)」

浮島の森 Information
住所:和歌山県新宮市浮島3-38
営業時間:9:00〜17:00(12~2月は~16:00)
入場料:大人110円、子ども50円

新宮城跡

かつては紀州藩主の初代徳川頼宣の家老・水野氏の居城であった城跡である「新宮城跡(しんぐうじょうあと)」。

もともとは平安時代末期の武将・源為義の娘である丹鶴姫の住まいであったことから、「丹鶴城(たんかくじょう)」とも呼ばれています。

今もなお残されている石段と石垣。新宮城跡は桜の名所としても有名です

新宮城跡から見る眺望もすばらしいです

新宮城跡 Information
住所:和歌山県新宮市新宮字丹鶴7688-2

お次は線路を挟んで反対側へ向かいます。

徐福公園

新宮駅近くに位置し、中国風の門が目を引く「徐福公園」。

熊野に渡来した中国の仙術者・徐福の伝説を祀っている公園です。

園内では徐福関連のお土産を購入できる売店があり、自転車とチャイナドレスのレンタルも実施中とのこと

徐福の墓でお参りしてみてはいかがでしょう

徐福公園 Information
住所:和歌山県新宮市徐福1-4-24

阿須賀神社

新宮駅から徒歩約8分のところに位置する「阿須賀神社」は、住宅街の一角にひっそりと佇んでおり、一見すると何の変哲もない普通の神社に見えますが、れっきとした世界遺産の神社です。

紀元前423年の孝昭天皇の代に創建されたという、歴史の古い神社です。

背後に見える「蓬莱山」に抱かれている阿須賀神社の様相もどこか神秘的です

阿須賀神社 Information
住所:和歌山県新宮市阿須賀1-2-25
参照サイト:https://www.shinguu.jp/spots/detail/A0003

歩く距離が長いので少々駆け足になってしまいますが、今回紹介した観光スポットは1日でなんとか回ることができるかと存じます。

観光スポット巡りよりもグルメやほかの体験を優先したい方は、どれかをすっ飛ばしてもよいかと存じますが、神倉神社と熊野速玉神社は必見スポットであることを念押ししておきたいです。

ということで、新宮の1日観光モデルコースの紹介はこれで終了です。

新宮の観光ではグルメの堪能も必須です!

旅行において欠かせないお楽しみはなんといっても“グルメ”。

新宮にも郷土料理や絶品の鈴カステラ「鈴焼」など、はずせないグルメがたくさんあります。

別記事「【食べ歩き必至】和歌山・新宮のおすすめグルメ6選」にも掲載していますので、そちらも併せてご参照くださいませ。

以上、【世界遺産・熊野古道】新宮でおすすめの1日観光モデルコースを紹介しました。

ご参考にしていただけましたら幸いです。

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