“但馬の小京都”と呼ばれ、室町時代から城下町として栄えていた兵庫県「出石(いずし)」。
昔ながらの情緒あふれる雰囲気が色濃く残る歴史ある町には、ぜひ訪れておきたい観光スポットがいくつもあります。
そこで今回は、出石のおすすめ観光スポット8選と1日観光モデルコースを紹介します。
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出石のアクセス
出石のアクセス方法を紹介します。
出石は近くに鉄道がないため、路線バスか車での選択となります。
「全但バス」を利用。JR豊岡駅より約30分。JR城崎温泉駅より約52分。
【車の場合】
豊岡駅中心部より約25分。
北近畿豊岡自動車道「但馬空港IC」より約11km、約20分ほど。
ちなみに私はカーシェアリングで車を借りて、豊岡市街地から向かいました。
午前9時より少し前について駐車場に停めました。
訪れた日が祝日だったためか、気づいたらほとんどの駐車場が昼には満車状態。
そのため、車で出石に来られる方は土日祝日などは早めの訪問をおすすめします。
出石の1日観光モデルコース
出石はそれほど規模が大きいわけではないため、午前9時くらいからスタートすれば主要の観光スポットを1日で充分周ることができます。
実際に私が周った1日観光モデルコースを紹介します(飲食店での食事時間とショップでの買い物は省略)。
上記のほか、合間に皿そばめぐりやカフェ・スウィーツ食べ歩き、ショップめぐりもばっちりやってます。
少し駆け足になりますが、出石でこれだけのことを1日ですることが充分可能です。
そもそも出石・城下町内に宿泊施設がなさそうな感じでした。
出石のおすすめ観光スポット8選
辰鼓楼
出石のランドマーク的存在である「辰鼓楼(しんころう)」は日本最古級の時計台で、明治4年(1871年)に建てられました。
辰鼓楼のそばに人だかりができていますが、堀があってそこに錦鯉がたくさんいました。そこで観光客が鯉に餌をあげたりして楽しんでいます。
出石 永楽館
明治34年(1901)に開館した近畿地方で最古の芝居小屋で、歌舞伎をはじめ新派劇や寄席などが上演され、但馬地方の大衆文化の発信拠点として栄えていました。
館内は一般公開されており、舞台裏や楽屋、舞台装置が見学できるのがたいへん興味深い。
現在も定期的に歌舞伎などが上映されています
座布団に座って小噺をして落語家になった気分にもなれます
2階席から見る寄席は迫力満点で臨場感があふれています
個人的な意見ですが、出石の観光スポットで1番おすすめ。絶対に見にいった方がいいです。
住所:兵庫県豊岡市出石柳17-2
開館時間:9:30~17:00(最終入館時間16:30)
定休日:木曜、12月31日・1月1日
※営業日についてくわしくは公式サイトの開館カレンダーを参照してください
入館料:大人400円
公式サイト:http://eirakukan.com/
宗鏡寺
たくあん漬けを考案し広めた(諸説あり)僧・沢庵が中興したため「沢庵寺」とも呼ばれている「宗鏡寺(すきょうじ)」。
座禅、写経、写仏などの禅体験ツアー(要予約)なども行われているが、境内を見て回るだけでも充分に楽しめます。
山門を鐘楼にした「願いの鐘(一願成就の鐘)」で、まずはひと突きしてお願いしてみましょう
立派な佇まいの本堂
本堂にある襖絵がかわいくて意外に必見です
本堂の裏手にある「鶴亀の庭」。沢庵和尚が造ったこの紅葉が美しい庭は、県の文化財に指定されています
住所:兵庫県豊岡市出石町東條33
拝観時間:9:00~16:00
拝観休止日:1・2・7・8月、貸し切り日、法要
拝観料:大人500円
公式サイト:https://sukyoji.com/
出石明治館
水色の木造の洋館が目を引く「出石明治館」は、明治時代に出石郡役所として使われていました。
館内には出石ゆかりの人物についてや近世の歴史が展示されています。
住所:兵庫県豊岡市出石町魚屋50
開館時間:9:30~17:00(最終入館時間16:30)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日
入館料:大人200円
Webサイト:https://daytrip-izushi.jp/about/izushi-meijikan/
豊岡市立出石史料館
生糸業で財を成した明治時代の豪商「福富家」の屋敷が利用されている「豊岡市立出石史料館」。
出石藩ゆかりの貴重な資料や武具などが展示されています。
母屋、離れ、土蔵などを見学できます
住所:兵庫県豊岡市出石町宵田78
開館時間:9:30~17:00(最終入館時間16:30)
定休日:火曜、12月28日~1月4日
入館料:大人300円
Webサイト:https://daytrip-izushi.jp/about/izsuhi-shiryoukan/
出石家老屋敷
江戸時代後期の高級武士(家老級)の居宅として使われた「出石家老屋敷」。
平家建てのように見えますが、じつは隠し階段があって2階もあり、武家屋敷ならではの工夫が見られるのが興味深い。
無形文化財の大名行列諸道具など、出石藩に関連する資料が展示されています。
住所:兵庫県豊岡市出石町内町98
開館時間:9:30~17:00(最終入館時間16:30)
定休日:1月1日、11月3日、12月31日
入館料:大人200円
Webサイト:https://daytrip-izushi.jp/about/izushi-karouyashiki/
豊岡市立美術館 -伊藤清永記念館-
出石出身の洋画家・伊藤清永など、豊岡市出身の芸術家の作品が収蔵・展示されている「豊岡市立美術館 -伊藤清永記念館-」。
常設展のほか、年に2~3回の特別展が開催されています。
住所:兵庫県豊岡市出石町内町98
開館時間:9:30~17:00(最終入館時間16:30)
定休日:水曜(祝祭日の場合は翌日休館)、12月28日~1月4日
入館料:大人500円
Webサイト:https://www.city.toyooka.lg.jp/1019810/1019847/itoh-museum/index.html
出石城跡
「出石城跡」は慶長9年(1604)、江戸時代前期の大名・小出吉英(こいでよしふさ)によって築城された出石城の跡地。
石段を登った先にある稲荷神社の高台から見る景色が1番の見どころです。
「登城門跡」や稲荷神社の入口「有子橋」のいずれかから登っていきます
鳥居があるのが「有子橋」の方です
有子山の麓の高台にある稲荷神社
出石の城下町が一望できる稲荷神社。辰鼓楼も見えます
稲荷神社から先は有子山登山道になっていて、所要時間は約1時間かかるので体力と時間に余裕がある方向け。口でいうのは簡単ですが、蜂、蛇、熊に注意しましょう
小さかったですが、本丸跡付近で実際に蛇を見かけました
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出石のお買い物・体験スポット
虹洋陶苑
伝統工芸品「出石焼」の窯元が営む「虹洋陶苑(こうとうようえん)」。
絵付け体験もできるので、旅の思い出にぜひ!(予約制・送料別)
出石びっ蔵
出石の土産物店や食事処が軒を連ねる複合施設「出石びっ蔵」。
出石城跡の入口付近にあるので、城跡を散策する前後に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
住所:兵庫県豊岡市出石町内町56-1
営業時間:10:00〜17:00(店舗により異なる)
定休日:店舗により異なる
Webサイト:https://daytrip-izushi.jp/bikura/
出石酒造
宝永5年(1708)創業の老舗酒屋「出石酒造」。
出石酒造の代表銘柄はコウノトリをデザインしたラベルが目を引く「楽々鶴(ささづる)」。
日本酒が好きな方へのお土産に最適です。
住所:兵庫県豊岡市出石町魚屋114-1
営業時間:9:30〜18:30
定休日:不定休
かばん工房 遊鞄
日本有数の鞄の産地である豊岡市において、「かばん工房 遊鞄」は出石でオリジナルの帆布「出石帆布」を製造・販売している鞄店です。
鞄や小物の製作体験もできます。
お着替え処 無
出石にある和服レンタル店「お着替え処 無(む)」。
着物を纏って城下町を散策してみてはいかがでしょう。
くわしくはこちらのサイトをご参照くださいませ。
これまで紹介してきたほかにも、「出石城山ガーデン」や「いずし観光センター」がありますが、下記の記事で紹介していますので、併せてご参照くださいませ。
出石は知る人ぞ知る穴場の観光地?
個人的に思った出石の印象ですが、行くのにけっこうめんどくさいところに位置するためか、外国人観光客をほとんど見かけませんでした。
オーバーツーリズムが問題になりつつある日本の観光地ですが、出石は隠れた観光名所で穴場のスポットといえます。
それでも日本人の観光客はたくさんいましたが。
じつのところ、出石は知名度がまだそこまで高い方ではないのかもしれません。
かくいう私(首都圏在住)も、行く直前になるまで出石のことをまったく知りませんでしたから。
もしかしたら、出石は関西では有名なのかもしれませんね。
以上、【但馬の小京都】兵庫の城下町・出石のおすすめ観光スポット8選と1日観光モデルコースを紹介しました。
ご参考にしていただけましたら幸いです。