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【デンマークの世界遺産】ロスキレ大聖堂とスティーヴンス・クリントについてご紹介

北欧デンマークの首都・コペンハーゲンがあるシェラン島には、3つの世界文化遺産と1つの世界自然遺産があります(2023年12月時点)。

そのなかでもっとも有名なのは、シェイクスピアの悲劇『ハムレット』の舞台になった「クロンボー城」ですが、それ以外のいずれも観光スポットになっていて、首都コペンハーゲンから公共交通機関でのアクセスが可能です。

今回はクロンボー城以外で3つの世界遺産のうち、「ロスキレ大聖堂」と「スティーヴンス・クリント」について紹介します。

季節や諸事情などにより、画像と現在の外観・営業時間・定休日・価格などが今記事と異なる場合があります。ご訪問時は事前に施設および公式ウェブサイト等で最新情報をご確認ください。
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デンマーク・シェラン島の世界遺産

ロスキレ大聖堂

世界遺産の大聖堂「ロスキレ大聖堂(Roskilde Domkirke)」は、1170年代にロマネスク様式とゴシック様式の折衷で築かれたという、シェラン島で唯一の大聖堂です。

歴代のデンマーク王ならびに王妃の石棺が安置されており、なかには豪華な雪花石や大理石の棺もあります。

大聖堂の荘厳さと巨大さは目を見張るものがあり、写真で縦で撮影しても画角に収まりきれないほど(上の写真)。

ロスキレ大聖堂はコペンハーゲン近郊の街「ロスキレ(Roskilde)」にあり、ロスキレ駅から徒歩約13分ほどかかります。

大聖堂の内部。華美な装飾はないが荘厳な印象

ひかえめな内装とは裏腹に、立派な装飾が施されている棺がいくつもあります

黄金の祭壇の精巧な彫刻と装飾が見事です

ロスキレ大聖堂 Information
住所:Domkirkestræde 10 4000 Roskilde, Denmark
開館時間:月〜土曜10:00〜17:00(5・9月)、〜18:00(6〜8月)、〜16:00(10月〜4月)、日曜13:00〜16:00
※時短開館や臨時休館の場合あり
※教会の礼拝により時間が通常と異なる場合あり
入館料:大人70DKK(コペンハーゲン・カードで入場可)
公式サイト:https://roskildedomkirke.dk/english/

少しだけですが、ロスキレ大聖堂以外のロスキレの見どころなどについて紹介します。

ロスキレの玄関口であるロスキレ駅は、コペンハーゲン中央駅からIC(インターシティー:特急列車)で約20分、普通列車REで約25分ほど

ロスキレのショッピング・ストリート「Algate」

ステンダー広場(Stændertorvet)」に到着すると、ロスキレ大聖堂の尖塔が見えてきます

広場にある立派な建物は市庁舎。この建物にはほかに歴史博物館「Skt. Laurentius」や観光案内所が入っています

ロスキレの海岸は「ロスキレ・フィヨルド」というフィヨルドになっていて、その湾奥にロスキレの町が築かれています。海岸沿いにある「ヴァイキング船博物館(Vikingeskibsmuseet)」も時間があったら立ち寄ってみましょう

ヴァイキングの船や生活に関するものが展示されています

スティーヴンス・クリント

スティーヴンス・クリントStevns Klint:またはステウンス・クリント)」は白亜紀末期から初期第三紀に至る地層の化石岸壁で、地質学的価値が認められて世界自然遺産に登録されています。

スティーヴンス・クリントはデンマークの首都・コペンハーゲンと同様にシェラン島に位置していますが、コペンハーゲン中央駅からは電車とバスを乗り継いで2時間くらいかかります。

そのため外国人観光客にとっては一般的な観光スポットとはいえず、地元の人々で賑わいを見せているような場所です。

アクセスはコペンハーゲン中央駅から近郊列車エストー「S-tog」E線や、普通列車REに乗りケーエ(Køge)まで行き、ケーエから110R・210R(直通)のバスに乗ってバス停「Højerup(Korsnæbsvej)」で降りてそこから徒歩。もしくはケーエから251番のバスに乗り、バス停「Store Heddinge St.(Jernbane Allé)」で252番のバスに乗り換えるという、なかなかの長丁場です。

おすすめできないわけではないのですが、時間に余裕がある方向けの観光スポットといえます。

ちなみに私はというと、私が訪れた日はなぜかエストーのE線が運休しており、しかたなくA線に乗って「Rødvig」から歩くことにしました。

Rødvigからスティーヴンス・クリントまでだいたい6kmくらい離れていました。「余裕だよ」とたかを括って歩いていたら、何もない、全然おもしろくもない道をひたすら歩くはめになり、結果として1時間30分もかかってしまい、ちょっとした苦行となっていまいました。

入口には旧ホジェルップ教会(Højerup Kirke)があります

旧とついていますがじつはこの教会、地滑りにより教会と墓地の一部が崩落してしまったとのこと。新しいホジェルップ教会は別の場所に移転しています。だからこの教会はこんな断崖絶壁にあるのですね

化石も多く産出している白亜の断崖スティーヴンス・クリント。イギリスにある「ドーバーの白い崖」と同じ原理なのかな?

近くにはレストランやアイスクリームを販売しているキオスク、公園などがあり、地元の人々の憩いの場となっています

デンマークは平坦な国土から「パンケーキ」のようだと例えられていますが、スティーヴンス・クリントのような場所もあるんだなと少し驚きました。

スティーヴンス・クリント Information
住所:Boesdalsvej 14, 4673 Rødvig Stevns, Denmark
公式サイト:https://stevnsklint.dk/
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コペンハーゲン・カードをぜひ活用しましょう

ここで紹介したロスキレ大聖堂とスティーヴンス・クリントは、いずれもコペンハーゲン・カードを持っていれば行ける範囲内にあります。

別記事「コペンハーゲン郊外の美しい城をめぐる1日観光モデルコースをご紹介」でも紹介しましたが、コペンハーゲン・カードはデンマーク国内80カ所以上の美術館や博物館など観光スポットを無料で入場でき、公共交通機関の運賃が無料になるという観光客向けのカードです。

コペンハーゲン・カードはコペンハーゲン・カストロップ国際空港や市内にある観光案内所、または公式サイトでオンラインで購入できるほか、日本語のツアー予約サイトならGet Your Guide【Klook】クルックなどでも購入可能です。

コペンハーゲン・カードを存分に活用して、デンマークの観光をおもいっきり楽しんでみましょう。

以上、【デンマークの世界遺産】ロスキレ大聖堂とスティーヴンス・クリントについて紹介しました。

ご参考にしていただけましたら幸いです。

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