世界遺産である熊野古道・中辺路において、人気ルートのひとつである「大門坂〜那智の滝」。
前回では[前編]として、大門坂から熊野那智大社のモデルコースを紹介しました。
今回はそこから先、熊野那智大社から行く智山青岸渡寺と那智の滝のモデルコースを紹介します。
【熊野古道】大門坂〜那智の滝 1日モデルコース[後編]
茶房珍重庵 那智山店
熊野那智大社や那智山青岸渡寺の参詣の合間、どのタイミングで訪れてもその人の好き好きですが、熊野古道の散策の休憩にぴったりの「茶房珍重庵 那智山店」へ来店してみてはいかがでしょう。
茶房珍重庵 那智山店では熊野の名物餅である「もうで餅」や、ランチタイムには「もうでそば」やご当地グルメの「めはり寿司」が食べられます。
「もうで餅」(左)と「水もうで」(右)の食べ比べセット。抹茶もセットでついているので、ゆったりくつろぎながら甘味を楽しめました
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山39
営業時間:10:00〜15:00頃(天候などにより短縮する場合あり)
定休日:不定休
公式サイト:https://chinchoan.com/shop-list/nachisan/
茶房珍重庵 那智山店(食べログ)
那智山青岸渡寺
豊臣秀吉が再建した「那智山青岸渡寺」は、桃山時代の建築様式を残す荘厳な本堂を所有しています。
那智山青岸渡寺にある三重塔と那智の滝の光景をひと目見ようと、たくさんの観光客が訪れています。
熊野古道の観光において、屈指の人気観光スポットといえます。
那智山青岸渡寺の駐車場からはまだまだ遠いですが、三重塔と那智の滝が見ることができます
那智山青岸渡寺の本堂から歩いていくと、たくさんの観光客が写真撮影をしています
この光景を見るために(私は)那智山へ来たようなものです。あいにくの曇り空だけど、それでも絶景を堪能できました
三重塔は中に入って上ることもできます(有料)
三重塔から見える那智の滝。山と森に囲まれたところから切り立った崖から突如出現したみたいに見えました。荘厳で神々しい光景でした
那智山青岸渡寺の参詣が終わりましたら、那智の滝まで約20分ほど歩いていきます。
今度は下っていきますので、足元には充分注意しましょう
お土産屋などの商店が見えてきました。那智の滝までもうすぐです
那智の滝
世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』にも含まれており、国指定名勝でもある「那智の滝」。
那智の滝は落差133m、幅13m 、瀧壺の深さは10m以上もあるという、一段の滝としては落差が日本一の滝で、華厳ノ滝(栃木県)や袋田の滝(茨城県)と共に“日本三名瀑”として数えられています。
この先にあるのが「那智御滝 飛瀧神社(ひろうじんじゃ)」。那智の滝は神社のご神体として祀られています
鳥居をくぐって下っていき、滝壺の方へ向かいます
滝そのものが飛瀧神社のご神体となっていますので、社殿はなく鳥居のみとなっています
熊野那智大社と同様に、那智御滝 飛瀧神社にもお清めの護摩木がありますので、煩悩を燃やしちゃいましょう
鳥居から見る那智の滝。なかなか迫力があります
飛瀧神社拝所に入る際の参入料を支払って、鳥居よりも近いところから那智の滝を見ることができます。拝所に盃があったのでそれを購入しました
その盃を使って延命長寿のご龍水を頂戴します
この「飛瀧神社拝所」から、那智の滝を1番近くで見ることができます
那智山散策コースでは『平安衣装体験』が楽しめます。こちらのサイトで予約できますので、熊野古道の参詣記念にぜひ!
那智の滝の観光が終わったら、バス停まで戻って路線バスに乗り、紀伊勝浦駅まで戻りましょう
那智の滝周辺でもランチを食べられる店はありますが、紀伊勝浦駅に戻ってマグロ三昧を堪能することをぜひおすすめしたいです。
那智山観光の後は紀伊勝浦に戻ってマグロ三昧!
大門坂〜那智の滝 1日モデルコースを前編と後編に分けて紹介しましたが、早朝に紀伊勝浦駅を出発すれば、少々駆け足になりますが、1日もかからず半日で終わることができます。
半日で終わればランチタイムの時間帯に紀伊勝浦駅に戻ることが可能です。
紀伊勝浦駅周辺にはマグロ料理を中心とした、おいしい料理が食べられる店がたくさんありますので、ぜひ紀伊勝浦の絶品グルメを堪能してみてください。
以上、【熊野古道】大門坂〜那智の滝 1日モデルコース[後編]を紹介しました。
ご参考にしていただけましたら、幸いなことこの上ないです。
・ブッキングコム【Booking.com】
・エクスペディア【Expedia】
・楽天トラベル
・JTB
・るるぶトラベル
・じゃらん
・ゆこゆこネット