【必見】スイス・ツェルマットの観光とゴルナーグラート鉄道をめぐる絶景旅

スイスのアルプス山脈で、代表的な山のひとつである「マッターホルン」。

スイスの山奥にある小さな村「ツェルマット」は、天気が良ければ村からマッターホルンの頂を拝むことができ、今ではスイスで屈指の人気観光地となっています。

そこで今回は、ツェルマットの街歩きと人気観光列車の「ゴルナーグラート鉄道」について紹介します。

諸事情などにより、営業時間・定休日・価格などが今記事と異なる場合があります。ご訪問時は事前に施設および公式ウェブサイト等で最新情報をご確認ください。
ツェルマットに訪れた時は天候が悪く、ずっと雨と積雪でした。そのためきれいとはいえない画像での紹介なので、そこのところはご承知おきくださいませ。
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ツェルマットのアクセス

ツェルマットはアルプス山脈に位置しており、空の玄関口でスイス最大の都市・チューリッヒからはけっこう離れています。

ここではツェルマットのおもなアクセス方法をご紹介します。下記のとおりです。

・チューリッヒ、ベルン、ジュネーブ方面からはフィスプ(Visp)で乗り換え、フィスプから電車で約1時間5分
・ブリーク(Brig)から電車で約1時間30分
・サン・モリッツから氷河特急で約8時間
関連記事:【必見】スイストラベルパスを使った氷河特急の予約・購入方法と絶景鉄道旅をご紹介

お次はツェルマットの街並みと観光スポットを紹介します。

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ツェルマットの街歩き

ツェルマットは人口が5700人台の素朴で小さい村。

そのためツェルマットの街の観光そのものは徒歩で充分です。

ツェルマット駅と駅前の広場。ツェルマットはガソリン車の乗り入れ禁止なので、タクシーはコンパクトな電気自動車です

ツェルマットのメインストリート「バーンホフ通り(Bahnhofstrasse)」。数多くの飲食店やショップが建ち並んでいます

スイスのチョコレート「リンツ(Lindt)」の店もあります。ただ、リンツのチョコレートをお土産として購入するのなら、スーパーマーケットで買うことを選択肢に入れてみてはいかがでしょう。ちなみにツェルマットにもCoopなどのスーパーマーケットはありました。あと、空港での購入は高いのでおすすめできません

駅からバーンホフ通りをゆっくり歩いて約10分で、キルヒ広場にある教会にたどり着きます

教会の中の様子。小さいながらも白を基調としたかわいらしい内装で、静寂に包まれていました

教会のそばにある「マーモットの小噴水」。マーモットは像でもかわいらしく見えます

マッターホルン博物館

マッターホルンに関連した建物や人物、歴史について紹介・展示している「マッターホルン博物館」。

地下の館内には、マッターホルンが初登頂された時代のツェルマットの村が再現されており、家屋や登山に関連したアイテム、ツェルマット周辺に生息する動物の剥製などが展示されています。

細部まで再現されており、家屋や家具、登山靴、写真などから当時の雰囲気が感じられて見ごたえがあります

マッターホルン博物館 Information
住所: Kirchplatz 3920 Zermatt, Switzerland
営業時間:7〜9月 14:00~18:00(ほかの時期は15:00~18:00)
定休日:月〜木曜(11月中旬〜12月中旬)
※正確な営業時間と定休日は公式サイトで要確認
入館料:大人CHF12(スイストラベルパス有効)
公式サイト:https://www.zermatt.ch/en/museum

なお、ツェルマットのグルメに関しては、別記事「【スイス】サン・モリッツ、インターラーケン、ツェルマットのグルメ・レストラン・カフェ9選」をご参照くださいませ。

お次はツェルマットで1番の観光スポット「ゴルナーグラート鉄道」について紹介します。

ゴルナーグラート鉄道

ツェルマットを訪れたら絶対に外せないのが、この「ゴルナーグラート鉄道(Gornergratbahn)」に乗ることです。

ツェルマットから終着駅のゴルナーグラートまで行き、ゴルナーグラートの展望台でスイスでおすすめナンバーワンといってもいいくらいの絶景が見られます。

ただ、結論から申し上げますと、私がゴルナーグラート鉄道に乗った日(5月1日)は積雪がすごくて、一面の銀世界でした。マッターホルンやモンテローザなどの峰々を見ることは全然できませんでしたので、そこのところはご承知おきくださいませ。

ここでの掲載画像はすべて雪景色の写真となり、ある意味で貴重と存じますので、最後までお付き合いしていただけますと幸いです。

まずはツェルマット駅広場の向かいにある、ゴルナーグラート鉄道駅(上の写真)から列車に乗り、終着駅のゴルナーグラート駅まで目指します。

駅構内の様子。まずは切符売り場で切符を購入します

マッターホルンが描かれているゴルナーグラート鉄道の切符。料金は時期によって異なります。時刻表につきましては、ゴルナーグラート鉄道の公式サイトをご参照くださいませ

ちなみに私が買った当時の切符の料金は、ツェルマット〜ゴルナーグラートの往復切符でCHF55でした。この価格はスイストラベルパスを所持していたので、半額となったためです。実際の料金はCHF110でした。

上記のとおり、スイストラベルパスを所持していると、ゴルナーグラート鉄道の切符の料金が半額になりますので、スイス旅行の際はスイストラベルパスの購入をぜひおすすめしたいです。

ツェルマットにあるゴルナーグラート鉄道駅から、この列車に乗って出発します。なお、時期によりますが終着駅のゴルナーグラート駅まで約33〜36分で到着します

列車内の様子。窓の下にコンセントの差し込み口があるので、スマホの充電ができて便利です

列車から見るツェルマットの街並み。出発して数分、列車はぐんぐん登っていきます

出発してから15分くらいで、この一面の銀世界。5月なのにこの辺りはまだまだ積雪がすごいです

ツェルマットから出発して約25分、リッフェルベルク(Riffelberg)駅に到着

リッフェルベルクの次の駅「ローテンボーデン(Rotenboden)」駅に到着。逆さマッターホルンで有名な湖「リッフェルゼー(Riffelsee)」へは、この駅からは徒歩10分足らずで行くことができます

ローテンボーデンとリッフェルベルク間は、ゴルナーグラート〜ツェルマット間のハイキングコースのハイライトとなっています(この時期は積雪でハイキングなんて到底無理でしたが)。

ツェルマットを出発して30分ちょっとで、終着駅のゴルナーグラート駅に到着しました

この時はホテルは営業していませんでしたが、「3100 クルムホテル ゴルナーグラート」内のカフェやショップなどは営業していました

エレベーターに乗っていくと、ホテルの入口と小さな教会が見えてきます

「アオスタのベルンハルト(Bernhard von Aosta)」という名のゴルナーグラート礼拝堂

教会の中はこんな感じです。キャンドルに火を灯して、静寂に包まれた聖域の中で旅の無事を祈ってみましょう

ホテルの施設に入るとこのボードが見えてきます。書いていいのかどうかはわかりませんが

施設内にはリカーショップやギフトショップがあるので、記念にお土産を購入してもよいでしょう

2階にはカフェがあり、暖を取ったりゆっくりくつろいだりすることができます

ケーキやマフィンなどのスウィーツがずらり。食事メニューもあります

寒い時はカフェラテでほっとひと息。ちなみにこの日のゴルナーグラートは摂氏マイナス4度でしたが、気温ほど寒くはなく思ったより快適に過ごせたという感覚でした

ホテルの展望台から見た遠景。分厚い雲と積雪が作り出した一面の銀世界により、マッターホルンなどの山がまったく見えませんでした!

本来ならここからマッターホルンをバックに記念撮影したかったのですが、全然できませんでしたー

できたらゴルナーグラートからリッフェルベルクまでハイキングをしたかったのですが、この時期(日本でいうゴールデンウィーク)は積雪により到底無理です。逆さマッターホルンなんてとんでもない!

ハイキングをしたい方はツェルマットにはぜひ夏に行きましょう。

ツェルマット観光のおすすめの季節は夏!!!

先ほども申し上げたとおり、ツェルマットを訪れるなら夏期(6〜10月中旬くらい)、特に6月末~7月中旬が高山植物の見頃なのでおすすめです。

冬でもハイキングコースはあるみたいですが、天候面などから個人的にはおすすめできません。ただ、スキーが目的ならそりゃ断然冬ですよね。

個人的な話になりますが、次の機会でスイスを旅行する場合、時期は必ず夏にします。そしてゴルナーグラートからリッフェルベルクまでハイキングをして、リッフェルゼーで逆さマッターホルンを絶対に見たいです。

そのほか、ユングフラウ地方でもハイキングがしたいです。この時期(ゴールデンウィーク)はゴルナーグラートと同様に、積雪でハイキングができませんでしたので。

以上、スイス・ツェルマットの観光とゴルナーグラート鉄道をめぐる絶景旅を紹介しました。

ご参考にしていただけましたら幸いです。

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