たい焼きやどら焼きと同じく、日本人が大好きな和菓子といえば今川焼き。地域によって呼び名が違い、兵庫県だけは「御座候」と呼ばれています。
えっ?と思う方がいるかもしれませんが、「御座候」いう名前の店があります。
今回はおいしい今川焼きのお店「御座候」について紹介します。
そもそも今川焼きって?
今川焼きは、小麦粉・卵・砂糖を水で溶いて作った生地を直径約7cm・高さ約2~3cmの円形の型に流し込み、小豆の餡などを入れて、金属製の焼き型で焼きあげた和菓子のことです。
そもそも、そんなこと説明しなくても、ほとんどの日本人はご存知ですよね。
今川焼きのさまざまな呼び名
今川焼きは地域によって呼び名が違うそうですが、「今川焼き」と「大判焼き」がやはり二代巨頭。
ざっくりいえば、「今川焼き」は首都圏。「大判焼き」は東海地方や中四国など。北海道と北東北は「おやき」。「回転焼き」は近畿地方や九州地方の一部。広島県では「二重焼き」。兵庫県では地元企業名の「御座候」といったところです。
御座候のおいしい今川焼き
「御座候」は兵庫県姫路市に本社がある冷菓業、回転焼業開業で、昭和30年に兵庫県姫路市で「御座候」の本店が開業しました。
私はときどきデパ地下に立ち寄った時とかに購入することがありますし、おみやげとして、ありがたくいただく時もあります。
年末年始に今川焼きを買った際、つぶあんも売られていますので、つぶあんも購入して、正月にはそれでおはぎを作って家族で食べました。
小さいサイズの箱。4〜6個ほど入ります。
開けてみるとこんな感じ。まるで今川焼きの満員電車やー
焼き上がりの均一さが、もはや職人芸
断面図の様子。あんこの密度が多いのが一目瞭然
「御座候」の本社は兵庫県ですが、小豆は北海道の十勝産が使用されており、“美味しくて、廉い”を理念としています。それでいて値段はなんと、1個95円(税込)!!
※2020年1月時点
全国の店舗を検索してみると、多くの店はデパ地下にあります。消費者としてはたいへんありがたいのですが、この価格で大丈夫?と勝手に心配してしまうほど、コスパ最強です。味がおいしいのは、いうまでもありません。
「御座候」の公式サイトはこちらです。
今川焼千駄木
おいしい今川焼きの店は「御座候」以外はあまり知りませんが(他にあったら教えていただきたいです)、1店舗だけ思い当たるところがあります。
日本の古き良き街並みが残っていて、下町風情を感じる東京の谷根千(谷中・根津・千駄木地区の総称)の、千駄木にある「今川焼千駄木」(住所:東京都文京区千駄木2-33-10)です。
昔ながらの今川焼きが1個100円(税込)で食べられます。
表現が変ですが、ほどよい焼き加減の表面がかわいく見える
今川焼の断面。生地が分厚いのが特徴
営業日は金・土・日曜日のみのようですのでご注意を
今川焼きについて独り言
「おまえの好みなんてどうでもいいよ。ていうか、おまえは誰だ?」と思われる方がいるかもしれませんが、私は和菓子よりも、ケーキなどの洋菓子の方が圧倒的に好きで、むしろ和菓子の大半は好きじゃありません。
色鮮やかできれいな和菓子とか、マジでどうでもいいとか、失礼なことを思ってしまいます。
しかし、どら焼き、たい焼き、今川焼きなど、小麦粉と卵の生地に小豆の餡が入った和菓子は大好きです。
以上、おいしい今川焼きについて紹介しましたで候。