北欧スウェーデンの首都・ストックホルム旧市街「ガムラ・スタン」は、石畳が続く道に中世の雰囲気を色濃く残している美しい街。
ガムラ・スタンの街並みは、スタジオジブリ映画「魔女の宅急便」で登場する街・コリコのモデルになったともいわれています。
ストックホルム観光において、もっとも外せないといっても過言ではないのが、このガムラ・スタン散策です。
そこで今回は、ストックホルム旧市街「ガムラ・スタン」の観光スポットおよび、おすすめ観光1日モデルコースを紹介します。
スウェーデン・ストックホルム旧市街 ガムラ・スタンのおすすめ観光1日モデルコース
リッダーホルム教会
ガムラ・スタンのシンボルともいえる、高い尖塔がひと際目を引く「リッダーホルム教会」。
ストックホルムで最も古い建物の1つで、ネオゴシック様式の尖塔を持ち、歴代国王や女王の永眠の場所となっています。
派手さはないが重厚感がある教会の内部
教会にはさまざまな国の紋章がありました。写真の右側にあるのがイギリスの女王・エリザベス2世の紋章です
住所:Birger Jarls Torg 2, 112 28 Stockholm, Sweden
営業時間:[5〜9月]毎日10:00〜17:00、[10〜11月]土・日曜10:00〜16:00
※正確な営業時間は公式サイトにて要確認
入館料:50SEK
公式サイト:https://www.kungligaslotten.se/Riddarholmskyrkan
貴族の館
1668年に建てられたバロック様式の建物。時々、コンサートや講演が開かれています。
営業時間が短いので、無理に営業時間に合わせる必要もありません。
見学せずにスキップしても構わないです。
住所:Riddarhustorget 10, 111 28 Stockholm, Sweden
営業時間:月〜金曜11:00〜12:00
休館日:土・日曜
【悲報】2023年の秋から2024年の間、大規模な改修工事のため訪問者の立ち入り禁止とのこと(公式サイト参照)
入館料:60SEK
公式サイト:https://www.riddarhuset.se/
ストックホルム大聖堂
スウェーデン王室の戴冠式や結婚式などが行われている、由緒正しき教会の「ストックホルム大聖堂」。
教会の中にあるパイプオルガンや木彫りの像は必見です。
教会の内部。讃美歌を練習している学生らしき若者たちにたまたま遭遇。美しい歌声を聴くことができて感激しました
大聖堂の立派なパイプオルガン
1489年に制作された木彫りの像「セント・ジョージと龍」
私が訪れた時、上の写真のように全体的に改修工事をしていて外観が見られないのが残念でしたが、普段の教会の塔はこんな感じでした
住所:Trångsund 1, 111 29 Stockholm, Sweden
営業時間:9:30〜17:00
入館料:85SEK(ストックホルム・パスで入場可。パスはGo City® 公式サイトで購入できます)
公式サイト:https://www.svenskakyrkan.se/stockholmsdomkyrkoforsamling
王宮
ストックホルム旧市街、ガムラ・スタン観光のメインスポットである「王宮」。
王族の居室、宝物の間、王宮博物館など見どころがたくさんあり、衛兵の交代式は特に必見です。
撮影不可の場所があるのでご注意を
衛兵の交代式は前列で見たい場合は、始まる30分前くらいに訪れるのが望ましいです
衛兵の交代式の時間は次のとおり。時期や曜日によってスケジュールが異なります。
それ以外の日:水・土曜12:15、日曜13:15
衛兵の交代式について、時間やコースなど詳細をお知りになりたい方はこちらのサイト(英語)をご参照ください。
住所:Kungliga slottet, 107 70 Stockholm, Sweden
営業時間:[5〜9月]10:00〜17:00、[10月〜4月]10:00〜16:00
入館料:160SEK
公式サイト:https://www.kungligaslotten.se/vara-besoksmal/kungliga-slottet.html
フィンランド教会
「フィンランド教会」は教会そのものが有名なのではなく、高さがわずか14cmの像“アイアン・ボーイ”が観光客に人気なのです。
マフラーやニット帽をつけていたり、まわりにコインを置いていただいたりと、たくさんの人々からかわいがられているアイアン・ボーイです。
ちなみにこの像の正式名称は「月を見ている少年」だとか。頭を撫でられてばかりいるせいか、頭部が光り輝いています。
フィンランド教会の外観が教会っぽくないのでわかりづらいですが、場所は王宮のすぐそばです。
ドイツ教会
ハンザ同盟の承認によって中世に建てられた「ドイツ教会」。
バロック様式の内装とステンドグラスが必見です。
内装は17世紀半ばのもので、ステンドグラスや祭壇、パイプオルガンが煌びやかで美しいです
住所:Svartmangatan 16, 111 29 Stockholm, Sweden
営業時間:[6〜8月]10:30〜16:30、[9月〜5月]金・土曜11:00〜15:00、日曜12:30〜16:00
入館料:30SEK
公式サイト:https://www.svenskakyrkan.se/deutschegemeinde/die-kirche
ノーベル賞博物館
ガムラ・スタンの中心部、大広場に位置する「ノーベル賞博物館」。
ノーベル賞に関する資料や衣装などが展示されており、歴代受賞者の写真と紹介を年代ごとに見ることができます。
併設されているビストロで、ノーベル賞授賞式の晩餐会で出されるアイスクリームが食べられるので、訪れた際はぜひご賞味あれ!
日本人受賞者では山中伸弥さんや大江健三郎さんといった面々だけでなく、湯川秀樹さんや川端康成さんなどかつての日本人の受賞者の紹介もされています
ペニシリンを発見したアレクサンダー・フレミングも、ノーベル賞(ノーベル生理学・医学賞:1945年)の受賞者です
住所:Stortorget 2, 103 16 Stockholm, Sweden
営業時間:[9月〜5月]火〜木曜11:00〜17:00、金曜11:00〜21:00、土・日曜10:00〜18:00、[6〜8月]10:00〜19:00
休館日:9月〜5月の月曜
入館料:140SEK(ストックホルム・パスで入場可。パスはGo City® 公式サイトで購入できます)
公式サイト:https://nobelprizemuseum.se/
モーテン・トローツィグ・グレン
ガムラ・スタンでもっとも狭い通りである「モーテン・トローツィグ・グレン」。
営業時間は関係ないのでモデルコースの最後に記載しましたが、観光客が少ない朝イチに行くことをおすすめしたいです。
モーテン・トローツィグ・グレンの場所はこちらです。
ガムラ・スタンの中でも有名な写真撮影スポットのひとつです
幅が90cmほどしかないので、壁に寄りかかりながら反対側の壁に足を乗せることもできます
ガムラ・スタンの街歩き
番外編として、ストックホルム旧市街「ガムラ・スタン」の街並みの様子を少しだけ掲載します。
上の写真は国会議事堂。ガムラ・スタンから国会議事堂を通り抜けると、ストックホルムの目抜き通り「ドロットニング・ガータン(Drottninggatan:女王の通り)」に行き着きます。
ノーベル博物館がある大広場。まわりにはカフェやレストランがたくさんあるので、ぜひ立ち寄ってみてください
大広場だけではなく、ストックホルムにはガムラ・スタンを中心におすすめのカフェ・レストランがたくさんあります。下記記事をご参照ください。
この「鉄の広場」の近くに、先ほど紹介したモーテン・トローツィグ・グレンがあります
鉄の広場にあるスウェーデンの作家、「エバート・タウベ」の像
石畳が続くガムラ・スタンはストックホルムの人気観光地のひとつ。いつも観光客で賑わいを見せています
船のホテルに宿泊してみましょう
湖に囲まれているストックホルムには船がホテルになっているという、ユニークな宿泊施設がありますので、宿泊してみてはいかがでしょう。
上の写真の船は、リッダーホルム教会の近くにある「マラドロティンゲン ボート ホテル & レストラン(Mälardrottningen Yacht Hotel & Restaurant)」という宿泊施設です。
船のホテルは湖の上にありますが、あまり揺れたりしないのでご安心くださいませ。
私物が散らばっていて恐縮ですが、室内の様子です。丸い窓が船の中にいるんだなと実感します
船内のレストランでディナーを楽しむのもおすすめです
小さくてわかりづらいですが、セーデルマルム地区にも船のホテルがあります。中央あたりにある赤い船が「デン・レーダ・ボーテン(Den Röda Båten)」というホテル。1番右にある船も「Rygerfjord」というホテルです
ちなみにストックホルム・アーランダ国際空港の近くには、「ジャンボ・ステイ(Jumbo Stay)」というジャンボジェット機を改装したホテルがあり、飛行機の中に宿泊できるというユニークな体験ができます。
一生に一度できるかどうかのユニークな宿泊体験と、魔女のキキがほうきで飛び回っていそうな旧市街ガムラ・スタンの街歩きを、存分に楽しんでみてはいかがでしょう。
以上、スウェーデン・ストックホルム旧市街 ガムラ・スタンのおすすめ観光1日モデルコースを紹介しました。
ご参考にしていただけましたら幸いです。
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