会津若松にある東山温泉は、約1300年の歴史がある温泉郷で、四季折々の美しい景観と豊富な効能がある温泉で人気の観光地となっています。
その東山温泉において、代表的な旅館が「会津東山温泉 向瀧」です。
向瀧には、冬にしかみられない「雪見ろうそく」という幻想的な光景が話題となって、人気を呼んでいます。
今回は東山温泉の旅館「向瀧」の魅力と雪見ろうそくについて紹介します。
会津東山温泉 向瀧の概要
ここでは「会津東山温泉 向瀧」(以下、向瀧)のアクセス、概要などについて紹介します。
ちなみに上の写真は東山温泉観光協会近くのレトロなポスト。この辺りから眺める向瀧の外観もすばらしいです。
向瀧のアクセス
向瀧のアクセスですが、東山温泉観光協会(バス停:東山温泉駅)から徒歩約2分。
バス停「東山温泉駅」へは、会津若松駅からまちなか周遊バス「あかべぇ」で約15分。もうひとつの周遊バス「ハイカラさん」だと、遠回りになって約40分かかります。
車の場合は、磐越自動車道「会津若松IC」より、約8kmほどです。
向瀧の宿泊・客室・料理・温泉
向瀧に実際に宿泊した時のご案内を致します。
向瀧は明治6年(1873)創業の老舗温泉旅館で、明治期に建てられた数寄屋造りの建物は、1996年に国の有形登録文化財に登録されました。当時、宿泊施設では唯一の登録という、由緒ある旅館です。
向瀧は自家源泉掛け流しの湯が24時間いつでも入浴でき、地元の食材を使った郷土料理が食べられることが魅力のひとつとなっています。
建具の凝った作りとなっている中庭側の客室。中庭をいつでも部屋から見られる至福のひと時
登録有形文化財(重要文化財)の旅館あるあるなんですが、客室にお手洗いがついていないところが多いです。しかし、向瀧の客室は各室トイレ付きで、Wi-Fiも繋がっているので、快適そのもので非常にありがたい。
会津の郷土料理を、お部屋食でいただけるのがうれしい。贅沢なひと時を過ごせます
会津伝統の郷土料理のひとつ「こづゆ(左)」。そして「福島酵母和牛の姫ステーキ(中央上)」と「ごんぼ湯(中央下と右)」
「こづゆ」は会津地方の郷土料理で、ホタテの貝柱でだしを取り、様々な具材が入った汁のこと。
「ごんぼ湯」は揚げた立川ゴボウ(会津伝統野菜)を、あつあつの味噌だれで食べる料理。
そして、向瀧では鯉を使った料理が名物なんです。
鯉は海から遠い山国の会津にとって、かつては貴重なタンパク源として、魚料理の中でもっとも位の高い食材でした。
鯉の甘煮。江戸時代から伝わる伝承の逸品で、向瀧では販売もしているのでお持ち帰りできます。
鯉はクセがあるので、正直いって味の好みは人それぞれです。
それでも鯉はなかなかお目にかかれない食材ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
お次は向瀧の温泉を紹介します。
向瀧の温泉は自家源泉掛け流しの湯を楽しめるので、体も心も癒されて非常に贅沢なひと時を過ごせます。
ぬるめのお湯で、まるで露天風呂のような開放感を味わえる「さるの湯」
ローマ風呂みたいな彫刻がある「さるの湯」
熱めのお湯で体をポカポカ温める「きつね湯」
本当に熱いので室内が曇りまくっている「きつね湯」
予約不要で3つの貸切家族風呂が、時間制限なしでしかも無料で入れます。
「鈴の湯」「瓢の湯」「蔦の湯」があり、天井にそれぞれ紋章の彫刻があるのが特徴です。
鈴の湯
瓢の湯
蔦の湯
向瀧の1番のおすすめポイントは、料理でも客室でも温泉でもなく、従業員さんのおもてなしとホスピタリティです。
「また来たいな」と思わせてくれる、すてきな旅館です。
それではお次はいよいよ、向滝の冬の風物詩「雪見ろうそく」について紹介します。
向瀧の雪見ろうそくが幻想的すぎる件
向瀧で最大の見どころといってもいいのが、冬期限定で見られる絶景「雪見ろうそく」。
上の写真の通り、明るいうちから従業員さんが設置と調節に勤しんでいます。
雪見ろうそく見たさに訪れる宿泊客が後を絶ちません(私もそのひとりでした)。
ちなみに、雪見ろうそくが見られた期間は、昨冬の場合は2021年12月18日(土)から2022年2月28日(月)の間。
なお、積雪のない場合は中止となりますのでご了承ください(竹筒を雪に差し込むため、ある程度の積雪が必要なため)。
点灯時間は12月、1月は、16:30〜18:00、2月は17:00〜18:30までとなっていて、日没時間にあわせて、点灯しているとのことです。
寒い中、宿泊客のために従業員さんが用意してくれて、本当に頭が下がります
開始時間の間際になって、すべてのろうそくが灯されました。従業員さんは雪見ろうそくの開始時間が細かいところまで調整をしていました
2階の中庭が見える部屋から臨む雪見ろうそくは格別です。ここでしか味わえない至福のひと時
部屋からみる時は電気を消してから見ましょう。明るいとちゃんと見えません
部屋から見れば、寒い思いをしないし、椅子に座りながらくつろげるので最高です
1階の廊下から見た雪見ろうそく。至近距離なので見応え抜群です
廊下よりさらに近づいて見ることができました。竹筒から放たれる淡い光と模様が本当に美しい
次は向瀧の予約について紹介します。
向瀧の予約
向瀧の予約ですが、方法はおもに2つ。
ひとつは公式サイトから予約、そしてもうひとつは一休.comなどの各旅行予約サイト。
雪見ろうそくが見たくて中庭が見える部屋がいいとか、お部屋をチョイスしたいのであれば、直接公式サイトから優先予約しましょう。
公式サイトなら、いろいろなニーズに応えられたり、特典があったりで結果としてお得になります。
細かいニーズやプランにこだわらない方や、予約サイトのポイントを貯めたいのであれば、旅行予約サイトでもよいかと存じます。
ちなみに、旅行予約サイトでは一休.comが向瀧の宿泊プランが豊富でした。
住所:福島県会津若松市東山町大字湯本字川向200
TEL:0242-27-7501
駐車場:40台
公式サイト:https://www.mukaitaki.com/
すべてはご自身が向瀧でどんな宿泊をしたいかによりますね。
しかし妥協はしない方がいいですよ。
ご自身が納得する形で旅行を楽しみましょう。
以上、【福島・会津若松】東山温泉 向瀧の雪見ろうそくが幻想的すぎる件について紹介しました。
ご参考にしていただけましたら、幸いでございます。
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