【世界遺産】十二湖のおすすめ散策コースと観光スポットをご紹介

青森県と秋田県をまたぐ世界最大級のブナの原生林が広がる、世界自然遺産の「白神山地」。

白神山地の人気観光スポットのひとつとして、「十二湖」が挙げられ、その中でも透き通ったコバルトブルーの水が美しい「青池」が屈指の人気観光スポットとして有名です。

そこで今回は白神山地・十二湖のおすすめ散策コースと観光スポットを紹介します。

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十二湖のおすすめ散策コース

十二湖散策コースは森の物産館キョロロ(上の写真)を拠点とした約1時間のコースとなり、初心者でも気軽に白神山地の自然を楽しむことができます。

十二湖散策コースは大まかにいえば次の通りです。

森の物産館キョロロ → 鶏頭場の池 → 青池 → ブナ自然林 → 沸壺の池 → 落口の池 → (がま池) → 森の物産館キョロロ

森の物産館キョロロまでのアクセスですが、自家用車で訪れる方は物産館の近くに有料駐車場があるので、そこに車を停めることができます。くわしくは公式サイトをご確認ください。

路線バスは弘南バスが運行しています。時刻表や停留所のルート、料金などは公式サイトにてご確認くださいませ。

現在と時刻は変更がないとは思いますが、参考程度に当時の時刻表を載せておきます

まずは森の物産館キョロロを出発し、最初の目的地へと向かいます。

鶏頭場の池

森の物産館キョロロから歩いて数分のところにある「鶏頭場の池(けとばのいけ)」。

池の形が鶏のトサカに似ていることから名付けられた鶏頭場の池は、ブルーというよりエメラルドグリーンに近い色をしており、新緑の木々に囲まれたその景観は見応え充分です。

広葉樹の深い自然林に囲まれた鶏頭場の池。新緑が楽しめる4月中旬から5月に見る景観が特に美しいです

青池

十二湖で1番人気の観光スポットといっても過言ではない「青池」。

見る時間帯によってコバルトブルーだったり、マゼランブルーだったりと色が変化する神秘的な池です。

木漏れ日に照らされた青池の姿はまさに圧巻。展望デッキが完備されているので、そこから眺めてみましょう

ここでひとつ注意点。私個人は夏に訪れましたが、散策コースを歩いている際、大量のブユ(ブヨ)などの虫が異様にたかってきます。特に顔周辺に。

その様相はまるで、「人間よ、ここはそなたらが来るようなところではない。早々に立ち去るがいい」といわんばかりに。

私は刺されることはありませんでしたが、念のため充分にご注意ください。

ちなみに私は虫除けスプレーをあらかじめ体にふりかけておいたのですが、まったく効きませんでした。それでも虫除けスプレーや虫刺されの薬を持参推奨といえます。

ブナ自然林

青池を抜けると沸壺の池(わきつぼのいけ)方面に向かうルートに、ブナ自然林が広がっています。

マイナスイオンたっぷりの空気を感じながら、気持ちのいい森林浴を楽しみながら散策できます。

ちなみにこの周辺が、1番のブユ(ブヨ)のエンカウント・スポットでした。

すがすがしい光景が広がるブナ自然林で、爽快な散策を楽しめます

沸壺の池へと続く道

沸壺の池

沸壺の池も青池に負けず劣らずの美しい姿をしています。

デッキからじっくり眺めてみましょう。

木々を映す水面が美しく、静寂さがよりいっそう神秘さを醸し出しています

落口の池

森を抜けると見えてくるのが、この落口の池(おちくちのいけ)です。

紅葉の季節が特に美しいとされています

池のそばには十二湖庵(茶屋)がありますので、そこでひと休みしてみましょう。

落口の池から森の物産館キョロロに戻る途中に、わかりづらいですが「がま池」という小さな池があります

池というより水たまりみたいな「がま池」

森の物産館キョロロに戻ったら、十二湖散策コースは終了です。

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その他の観光スポット

他にも十二湖散策コースに含まれていない池や観光スポットがありますので、これから紹介していきます。

日本キャニオン

凝灰岩の白い岩肌の断崖絶壁がそびえ立つ、日本では珍しい光景が眼下に広がる「日本キャニオン」。

日本キャニオンの入口にバス停もありますので、アクセスはそれほど難しくありません。

上記の写真がバス停近くの日本キャニオンへ向かう入口。公衆トイレもありますので安心です。

入口から10分くらい歩いていきますと、日本キャニオンの岩肌がだんだんと見えてきて、展望スポットに辿り着きます

これが日本キャニオン、圧巻の光景です。かつては白い岩肌がもっと広く見えていたそうですが、徐々に木々に覆われてきているそうです。いずれは隠れてしまうのではないかと思うと、貴重な景観といえます

白神十二湖エコ・ミュージアム

宿泊施設「アオーネ白神十二湖」からほど近いところにある「白神十二湖エコ・ミュージアム」。

白神山地の自然に関するハイビジョン映像やジオラマなどが展示展示されています

白神十二湖エコ・ミュージアム Information
住所:西津軽郡深浦町大字松神字松神山1-3
参照サイト:津軽なび

十二湖ビジターセンター

十二湖やこの付近に生息する動植物に関する資料が展示さている「十二湖ビジターセンター」。

幻の魚「イトウ」の養殖場が隣接しているので、間近で見ることができます。

ちなみにビジターセンターのそばには、十二湖のひとつである「越口の池(こしくちのいけ)」があります。

十二湖ビジターセンター Information
住所:青森県西津軽郡深浦町国有林内
参照サイト:津軽なび

十二湖散策コース以外のおもな池

中の池

中の池は落口の池から十二湖ビジターセンターへ向かう途中にある池です。

王池

東湖と西湖の2つが連なる、ひょうたんのような形をした王池

大きい方が東池です。王池沿いに遊歩道があり、景色を楽しめます(参照:十二湖の森

八景の池

日本キャニオンの入口から近くのところにある「八景の池(はっけいのいけ)」。

日本キャニオンに行ったついでに立ち寄ってみてはいかがでしょう

十二湖を巡る散策コースをご堪能あれ

十二湖を巡る散策コースは、白神山地観光の中でも特に人気です。

十二湖へのアクセスは自家用車でも路線バスを利用しても可能ですが、十二湖駅近くの宿泊施設を拠点にして訪れることをおすすめしたいです。

十二湖駅近くには「アオーネ白神十二湖」という、すてきな宿泊施設がありますので、そこをぜひ利用してみてください(というよりも、十二湖周辺ではほぼそこしか選択肢がありません)。

以上、【世界遺産】十二湖のおすすめ散策コースと観光スポットを紹介しました。

ご参考にしていただけましたら幸いです。

【十二湖・深浦町周辺のおもな宿泊予約サイト一覧】
ブッキングコム【Booking.com】
エクスペディア【Expedia】
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るるぶトラベル
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