東北の山形県で有名な観光地のひとつに蔵王が挙げられます。その蔵王には言わずと知れた蔵王温泉の他に、スキー場があり、スキーやスノーボードを楽しむ観光客で賑わっています。そしてスキー以外にも、蔵王には世界的にも珍しい自然現象を見られる代表的な観光スポットがあります。それが「樹氷」です。
今回は蔵王でお目にかかることができる珍しい現象・樹氷について紹介します。
蔵王温泉・樹氷へのアクセス方法
蔵王の樹氷へのアクセス方法は山交バス・蔵王温泉バスターミナルから行くとしますと、下記の地図のルートになります。バスタミーナルから南下して蔵王ロープウェイまで徒歩10分くらいです。
歩いていく途中で蔵王中央ロープウェイにたどり着きますが、樹氷へ行くロープウェイはここではありません。まぎらわしいので写真を掲載しておきます
さらに5分ほど南へ歩いていきますと、蔵王ロープウェイにたどり着きます。ここが樹氷へ行くロープウェイです。
蔵王ロープウェイ
蔵王山麓駅(標高:855m)
蔵王山麓駅にある営業案内と時刻表・価格表です
ここからロープウェイに乗って地蔵山頂駅へ向かいます
7分くらいでその途中にある樹氷高原駅(標高:1331m)に到着します
樹氷高原駅にある、レストランとどまつ
この日は樹氷高原駅周辺でも風が強く、視界が遮られるほどでしたが、一面の銀世界を見渡すことができました
そしてここからさらに上へ目指します。樹氷高原駅から地蔵山頂駅へと向かっていきます。ロープウェイに乗ること約10分で到着しました。
地蔵山頂駅(標高:1661m)
地蔵山頂駅構内の様子
気温はマイナス4.5度でした
地蔵山頂駅にはレストランが併設されており、樹氷を見ながら食事ができます。レストランについて、詳しくは別記事の「【山形名物】山形・蔵王で芋煮そばを食べるには」をご覧ください。
雪まみれになっていた蔵王地蔵尊。寒さに負けずに耐え忍んでいるように見えました
さあ、いよいよ樹氷とご対面。楽しみにしていたライトアップされた樹氷を展望台から見た景色がこちらです
ぜんぜん見えねーじゃねーかよぅ!
しつこいようですが、この日は目が開けられないほど、とても風が強く樹氷を見るには厳しい気候でした。ライトアップされた時がこんな感じでしたが、日没前の午後は真っ白で本当に何も見えませんでした。
スタッフさんに話を聞いてみると、山頂の方は晴天率が高くないので、ポスターやパンフレットのような晴天で見られるのは、けっこうまれだとのこと。天候に関しては運次第、仕方がないのかな。
地蔵山頂駅を出て右のそばでなら、至近距離で樹氷を見られます
樹氷高原駅のイルミネーション
今シーズン(2019-2020)はもう終わってしまいましたが、参考までに今シーズンの樹氷のライトアップのスケジュールを掲載しておきます
なお、ライトアップが実施される期間内では、ライトアップされた樹氷が間近で見られる「ナイトクルーザー号で行く 樹氷幻想回廊ツアー」というツアーがあり、こちらのサイトで予約することができました。
ロープウェイの営業時間や料金などは、ググればわかることなので敢えて掲載はしません。詳しくは蔵王ロープウェイの公式サイトをご覧ください。
今シーズン(2019-2020)は暖冬だったため、ポスターやパンフレットに載っているような丸まった樹氷になっていませんでしたが、世界的にも珍しい現象でたいへん貴重な光景であることには変わりはなく、スキーやスノーボードを興じながら、間近で樹氷を目の当たりにすることもできます。今シーズンはもうすぐ終わってしまいますが、来シーズン以降の見事な樹氷の生成を期待しましょう。
以上、山形県の蔵王の樹氷について紹介しました。ご参考にしていただけましたら幸いです。
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