奥州三名湯のひとつで、伝統的な工芸品であるこけしが有名な温泉郷の「鳴子温泉」。
温泉旅といえば、温泉、グルメ、そして観光とショッピング。
今回は鳴子温泉を訪れたらぜひいっていただきたい、おすすめの観光スポットなどを紹介します。
鳴子温泉のおすすめ観光スポット
鳴子温泉神社
「鳴子温泉神社」は承和2年(835)に熱湯を噴出した地に建てて祀った温泉神社です。
鳥居はわかりづらい位置にありますが、共同浴場「滝の湯」の隣にあります
階段を上った先にあるので、冬に訪れた際は積雪があるので足元にご注意を
階段を上った先は一面の銀世界と化している冬の鳴子温泉神社の境内
頭の上に雪が積もりすぎて前が見えなくなっている狛犬。リーゼントみたいになっていました
住所:宮城県大崎市鳴子温泉湯元31-1
駅前通り
鳴子温泉駅の前を横切るように伸びる「駅前通り」。
飲食店やお土産店が立ち並んでいるので、グルメや買い物はこの界隈が中心地となります。
思わずSNSに載せたくなる、こけし型の電話ボックス
「鳴子温泉ほっとパーク足湯」という足湯がある広場ですが、冬期は積雪のため使用不可
電気屋のそばにも「ご利益足湯」という小さな足湯があります
鳴子温泉駅
「鳴子温泉駅」はユニークな一面があるので、観光スポットとして紹介したい場所です。
駅の中にある憩いの場。半円状になっている席には座布団が敷かれており、その中心にストーブが置かれているので冬でも暖かい。観光客の休憩所、そして地元の人々の語らいの場になっています
雪が積もった駅のホームの向こう側に並ぶ雪山の姿が美しいです
鳴子温泉のこけしのゆるキャラ、名前は「なる子ちゃん」
鳴子温泉駅にある足湯「鳴子温泉 ぽっぽの湯」。電車の待ち時間に利用している方が多かったです
湯めぐり回廊 手湯
鳴子温泉駅を出て歩いて行くとすぐ目につく「湯めぐり回廊 手湯」。
中は回廊状になっていて、休憩所と手湯があります。
かじかんだ手を暖かく癒してくれる手湯
足湯下地獄源泉
「鳴子温泉 湯めぐり駐車場」の敷地内にある足湯「足湯下地獄源泉」。
駐車場には公衆トイレもあるので、自家用車で来た方はここに停めて温泉街を巡ってみてはいかがでしょう。
真冬に利用するのは少し厳しいけど、普段は気軽に足湯を利用できます
住所:宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷84
鳴子温泉にある工芸品店
桜井こけし店
江戸時代から続く老舗のこけし屋「桜井こけし店」。
伝統的なこけしだけでなく、雛人形型のこけしなどを取り揃え、バラエティに富んでいます。
こけしの絵付け体験もあるので、世界にたったひとつしかない自分だけのオリジナルのこけしを作ることができます。
住所:宮城県大崎市鳴子温泉湯元26
営業時間:平日10:00〜17:30、土日祝9:30〜17:30
定休日:不定休
公式サイト:https://www.sakuraikokeshiten.com/
老舗 高亀
明和年間創業の老舗で、鳴子こけしやコマなどの木地玩具を販売している「老舗 高亀」。
こけしはひとつひとつ手作業で作られ、天然木を使用しているため、ひとつとしてまったく同じ物はないとのことです。
鳴子温泉にある共同浴場
滝の湯
鳴子温泉神社の御神湯として1100年以上の歴史がある共同浴場で、地元の人々から観光客まで、様々な方が利用する公衆浴場です。
浴槽は総ヒバ造りで熱めの湯とぬるめの湯の2種類あり、打たせ湯もあります。
住所:宮城県大崎市鳴子温泉字湯元84
営業時間:7:30~21:00(最終入館20:30)
入浴料:大人200円、小人100円
鳴子・早稲田桟敷湯
鳴子温泉街において一際目を引く黄色い外観の「鳴子・早稲田桟敷湯」は、昭和23年(1948)に東京の早稲田大学の学生たちが掘削したことから、その名が名付けられました。
貸切露天風呂や休憩室も完備しているので、ゆっくりとくつろげる共同浴場といえます。
ちなみに鳴子・早稲田桟敷湯の隣にある郵便局のポストもこけしでした
住所:宮城県大崎市鳴子温泉字湯元84
営業時間:9:00~21:30(最終入館21:00) ※年末年始は変更の場合あり
定休日:年中無休(年末年始は営業時間の変更あり)
入浴料:大人550円、小人330円
公式サイト:https://naruko-wasedasajikiyu.com/ja
鳴子温泉のおすすめ旅館
ゆさや旅館
鳴子温泉のいち押しおすすめ宿は、寛永9年(1632)創業の老舗旅館である「ゆさや旅館」。
建物は国の登録有形文化財になっており、純和風建築の古風な雰囲気が訪れる人々を魅了しています。
柱と壁の色合いと素材の作りから歴史を感じられる和室
吊り照明がレトロな雰囲気を演出している廊下。窓から見る冬の雪景色も美しい
本館の離れにある貸切露天風呂「茜の湯」
開放感に満ち溢れた空間から見える景色は絶景。露天風呂に浸かりながら雪景色を楽しむのは至高の贅沢といえます
ふぐ料理を中心とした趣向を凝らした料理に舌鼓
宮城県特産の「せり」をふんだんに使用した「せり鍋」(冬季限定)
ゆさやの名湯である「うなぎ湯」は、もともとはこの宿から生まれた名称で、ぬるっとした肌触りのアルカリ泉が特徴。ぜひ堪能してみてください
鳴子温泉郷にはゆさや旅館だけではなく、魅力的な旅館・ホテルがたくさんあり、どこに宿泊すればいいのか本当に迷ってしまうくらいです。
鳴子温泉に訪れたら、観光、グルメ、そして温泉を存分に堪能してみてください。訪れた方の期待を裏切らないどころか、いい意味で裏切ってくれるでしょう。
以上、鳴子温泉のおすすめ観光スポット・旅館・共同浴場を紹介しました。
ご参考にしていただけましたら幸いなことこの上ないです。