【改修工事前に行こう!】道後温泉本館


愛媛県松山市にある道後温泉は日本三古湯の一(残りの二つは兵庫県・有馬温泉と和歌山県・白浜温泉※)といわれており、年間通して観光客が絶えない人気の温泉地です。
(※諸説あり。延喜式神名帳に基づく三古湯では、白浜温泉ではなく福島県・いわき湯本温泉とされています)
道後温泉は夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも登場し、『坊っちゃん団子』など、それにちなんだ銘菓や観光スポットなどがあり、松山市は司馬遼太郎の歴史小説『坂の上の雲』の舞台として知られています。
大街道の近くには坂の上の雲ミュージアム晩翠荘などがあり、人気観光地となっています(2018年11月15日に行った時、晩翠荘は正面中央部分が改修工事中でした。ベランダ漏水が原因とのこと【公式サイト参照】)。
数ある中でも主役級の観光名所はというと、やはり道後温泉本館です。
明治27年に建てられ、国の重要文化材に指定されている由緒正しき温泉共同浴場です。
この建物は『千と千尋の神隠し』の湯屋「油屋」のモデルの1つとされています。
本館の写真を撮ったり、記念撮影したり、実際に利用したりと、観光客でごった返しています。
そんな道後温泉本館ですが、なんと2019年1月15日から外観の耐震改修工事が始まってしまうのです。詳しくは公式サイトをご覧ください。

空の散歩道からみた道後温泉本館

かねてから道後温泉にいつか行きたいと思っていた私は、改修工事のことを知った瞬間にすぐに行かねばと思い立ち、さっそく道後温泉がある愛媛県松山市に行ってきました。
そして、道後温泉本館に午前中に訪れてみました。
入浴の利用料金は4種類ありまして、その中で1番料金が高い霊(たま)の湯・三階個室にすることにしました。
受付に行きますと「申し訳ございません。ただいま満室で入れませんので、お待ちいただくかたちになります。長く見積もって1時間くらいお待ちいただくことになりますが、今利用している方が早く出る場合がございますので、30分後くらいにはこちらの方に来ていただけますでしょうか?」とのことでした。
個室の部屋数に限りがあるので、当然といえば当然でしたね。
これがGWとかお盆とか年末年始だったら、どれだけ混むのだろうと、思わず想像してしまいますね。おそらくカオスな状態…
ともあれ、言われた通りに30分後に再び訪れたその刹那に、アナウンスで私の名前が呼ばれました。
受付の女性が言っていた通りの展開になりました。
さっそく私はチケットを購入して中に入りました。公衆浴場なので撮影は禁止でした。
階段を登ると三階の個室に案内されます。そこは三畳ほどの小さな部屋。そこで浴衣に着替えて、貴重品などは鍵つきの棚の中へ。そしてテーブルの上にブザーがあるので、それを押します。
すると係の方が部屋に来て、浴場まで案内してくれます。そして霊の湯へ。行ってみたらなんと、ほぼ貸切状態でした。
私以外にはいても他に1人だけ、といった感じです。静かでこじんまりとしていますが、その分くつろぎやすいです。
シャンプーやコンディショナー、ボディシャンプーも置いてあり、ドライヤーも無料で使用できます。
その後に神の湯にはしごしました。そこはいかにも公衆浴場といった感じで、人がたくさんいました。
ただ神の湯はシャンプーなどが置いてなくて、各自で持参もしくは購入することになります。
ドライヤーもお金を入れて使うタイプです(3分10円だったかな? うろ覚え…)。
個人的には霊の湯に入れば、神の湯に入る必要性はあまりないのかなと思いました。
そして浴衣に着替えて個室に戻り、お茶と菓子がいただけます。
三階個室だとお茶と坊っちゃん団子がいただけます。
霊の湯・二階席と神の湯・二階席だとお茶とおせんべいになります。
お茶休憩が終わりましたら、皇室専用の浴場「又新殿(ゆうしんでん)」の見学です。
こちらは案内係がいらっしゃいますので、その方に案内とガイドをしてもらいます。
又新殿はたいへん貴重な文化財で必見です。

お茶と坊っちゃん団子

夜の道後温泉本館(空の散歩道から)。やわらかな部屋の明かりが、幻想的でノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

あくまで個人的な意見ですが、コースをどれにするかは、ケチらずに霊の湯・三階個室を選ぶことをオススメします。
人によっては一生に一度かもしれないくらいの、せっかくの機会なのに後悔なんてしたくないですよね。
そのうえ改修工事が7年くらいかかるというからなおさらです。
又新殿も補修するので、それが終わるまで見られないと案内の方が申しておりました。
改修工事がはじまるまで、あとわずかしかありません。
行きたいと思ったら今すぐ行動することが大切だと思います。
思い立ったら吉日ということで。

道後温泉本館の利用料金は以下のとおり(2018年11月、公式サイト参照)。
霊の湯・三階個室
料金:大人1550円・小人770円(利用時間80分)
【6~22時 札止め:20時40分】
セット内容:霊の湯、神の湯、貸浴衣、貸タオル、お茶、坊っちゃん団子、又新殿観覧
霊の湯・二階席
料金:大人1250円・小人620円(利用時間60分)
【6~22時 札止め:21時】
セット内容:霊の湯、神の湯、貸浴衣、貸タオル、お茶、おせんべい、又新殿観覧
神の湯・二階席
料金:大人840円・小人420円(利用時間60分)
セット内容:神の湯、貸浴衣、お茶、おせんべい、又新殿観覧は別途料金:大人260円・小人(6歳〜)160円
神の湯・階下
料金:大人410円・小人160円(利用時間60分)
セット内容:神の湯、又新殿観覧は別途料金:大人260円・小人(6歳〜)160円
※坊っちゃんの間、展示室はどのコースの方でも見学できます。


追記:道後温泉本館の他に、2017年9月にオープンした道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(上の写真)が近くにあります。
こちらも本館と同じく、源泉掛け流しの「美人の湯」を堪能できますので、こちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。

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