イベリア半島の西端に位置するポルトガル。ポルトガルへ行ったら、ぜひ聴いていただきたいのがファド(fado)というポルトガルの民族歌謡。
ファドを聴かせてくれる店は「カーザ・ド・ファド」と呼ばれ、リスボンでは主にアルファマ地区やバイロ・アルトに点在しています。
大衆的な食堂風レストランから高級レストランまで、ピンからキリまでありますが、リスボンで聴くには食事付きで40〜60ユーロくらいと価格が高め。
食事を取らずにドリンクだけの注文でもOKですが、その場合はミニマムチャージ(最低料金)が設定されている場合が多いです。
ネットで調べたら20ユーロくらいで聴ける店もありましたが、どうやらリスボンで聴くには、どうしてもお金がかかってしまいます(食事代だけで聴ける店が、探せばリスボンにもあるかもしれませんが)。
個人的にはファドに興味がなかったのですが、せっかくポルトガルに来たんだから、聴いてみようかと思っていました。
ポルトガル第3の都市・コインブラに訪れた時のことです。
ホテルにチェックインした際にフロントの人にファドが聴ける店があるかどうかを聞いてみたら、なんと飲食代だけで聴ける店がありました。
今回はその店を紹介したいと思います(冒頭の写真はコインブラの街並みです)。
しかし、あくまで出演者のレベルにこだわらずの話です。一般的には高級店の方が出演者のレベルが高いのであしからず。
カフェ・サンタ・クルス Café Santa Cruz
カフェ・サンタ・クルスはコインブラ市内にある、サンタ・クルス修道院に隣接されているカフェです。
1530年に建てられた教会を利用しており、重厚な雰囲気を漂わせています。
カフェ・サンタ・クルスの入口
店内の様子。もとは教会だけあって、ステンドグラスがきれい
メニュー。リーズナブルな価格です
私は焼いた豚肉をパンで挟んだポルトガルの代表的なファストフードであるビファナ(Bifana)を注文しました。
ちなみにこのビファナは写真のとおり、ハムとチーズ入りでした。そのあと、どれにしようか迷ったあげく、ケーキを2つ食べちゃいました。
ビファナ(Bifana)
見かけによらず、甘さ控えめでした。おいしかったです
そしてついに、ファドシンガーと演奏者の登場です。哀愁漂わせるギターの音色。店内に響き渡るヴォーカルの悲しげながら情熱的な歌声。ファドを聴けて本当によかったです。
ファドを聴きながらの、締めの白ワイン
ビファナ、ネクタージュース、2つのケーキ、そしてグラスの白ワイン。これだけ注文してもトータルで11ユーロくらいだったかな。リーズナブルな価格なのも魅力ですね。
ちなみに私はアイスランドが1番好きな国なので、他の国に行った際、「これアイスランドだったらいくらだろう?」とか、頭の中で考えてしまいます。今回の場合、たぶん2500円は越すだろうなとか。
以上、コインブラでファドが聴ける店を紹介しました。
ご参考にしていただけましたら幸いです。
・ブッキングコム【Booking.com】
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※私が2019年4月に訪れた時は、ホテルのフロントにファドのチラシがあったので確実に聴くことができましたが、カフェ・サンタ・クルスで毎日開催されているとは限りませんので、そこのところはご了承くださいませ。
コメント
[…] パンに挟んだ ハンバーガーのポルトガル・バージョン。 軽食の定番メニューで、他に豚肉を挟んだ ビファナ(Bifana)があります。 ビファナについてはこちらの記事に 掲載しています。 […]