夏はハイキング、冬はスキーを楽しめる、アルプス山脈のふもとにあるヨーロッパの国・スイス。
スイスアルプスにある町や村は、スイス観光においてハイキングやスキーの拠点としての役割を果たしています。
そういった町や村はスイスの人気観光地であるため、魅力的なレストランやカフェがたくさんあります。
そこで今回は、スイスアルプスの人気観光地である、サン・モリッツ、インターラーケン、そしてツェルマットのグルメ・レストラン・カフェ9選を紹介します。
サン・モリッツのグルメ・レストラン・カフェ
ラ・スタラ
サン・モリッツはイタリアの国境から近いこともあり、ピッツェリアがいくつもあります。
「ラ・スタラ(La Stalla Restaurant Pizzeria)」もそのひとつで、ピザだけで40種類以上ものメニューを取り揃えており、ほかにもチーズフォンデュやレシュティ(Rösti)などのスイス料理も楽しめます。
入口がわかりづらいので載せておきます。1階にある小さいバーの横です
スイス南東部の町「クール(Chur)」のビール「カランダ・エーデルブロイ(Calanda Edelbräu)」。喉越し爽やかで香り豊かな味わい
「ヒュッテ(Hütte)」という名前のピザ。クルミ、Tyrolean Speck(チロリアン・スペック:チロル原産のハム)、ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、トマトソースが入っていて、クルミの食感とハムの旨味と塩気があとを引きます
住所:Plazza dal Mulin 2 CH-7500 St. Moritz-Dorf, Switzerland
営業時間:11:30~14:00、18:00~22:30
公式サイト:https://lastalla-stmoritz.ch/
ハンゼルマン
1894年創業のサン・モリッツにある老舗洋菓子店「ハンゼルマン(Cafè, Bäckerei & Confiserie Hanselmann)」。
ハンゼルマンで有名なのが、サン・モリッツがあるエンガディン地方の伝統菓子である「エンガディナー・ヌストルテ(Engadiner Nusstorte)」です。
エンガディナー・ヌストルテとは、クルミをキャラメルで煮詰めたものを生地に入れて焼いた洋菓子です。
ひと切れでも購入できるので、テイクアウトして列車の座席やホテルの部屋などで食べるのもよいでしょう
キャラメリゼされた香ばしいクルミが入ったタルトのエンガディナー・ヌストルテ。ほかに味が似ている菓子が思いつかないので表現しがたいが、とにかくめっちゃおいしい
住所:Via Maistra 8 CH-7500 St.Moritz SCHWEIZ, Switzerland
営業時間:7:30~19:00(テイクアウトスタンドは11:30~19:00)
公式サイト:https://www.hanselmann.ch/
インターラーケンのグルメ・レストラン・カフェ
ベッビス
「ベッビス(Bebbis)」はインターラーケンにあるスイス料理のレストランで、物価が高いスイスにおいて比較的リーズナブルな価格で料理を提供しています。
インターラーケンのほかに、グリンデルワルトにも店舗があります。
時間によってはアルプホルンの演奏や、伝統的な民間伝承ショーを鑑賞することができます。
スイスの山間部でよく食べられる料理である「アルペンマカロニ」。甘酸っぱいアップルソースをかけて食べるのが特徴です
住所:Bahnhofstrasse 16, 3800 Interlaken, Switzerland
営業時間:11:00~23:00
公式サイト:http://www.bebbis.com/
ツェルマットのグルメ・レストラン・カフェ
ヴァリサーカンネ
トマト入りのチーズフォンデュで有名なレストランの「ヴァリサーカンネ(Walliserkanne)」。
そのほか肉や魚のフォンデュやケーゼシュニッテ、ラクレットなどのスイス料理も食べられます。
住所:Bahnhofstrasse 32 3920 Zermatt, Switzerland
営業時間:10:00~23:00(キッチンは12:00〜21:30)
公式サイト:https://www.walliserkanne.ch/
レストラン・ピンテ
ホテル・ポルックス(Hotel Pollux)に併設されている「レストラン・ピンテ(Restaurant Pinte)」。
さまざまなスイス料理を提供しており、特にチーズフォンデュやラクレット、レシュティなどのチーズを使った料理が充実しています。
スイスの代表的なチーズ料理の「ラクレット(Raclette)」。量はほどほどなので前菜や付け合わせにおすすめです
スイスのチーズトースト「ケーゼシュニッテ(Käseschnitte)」は、チーズとパンに白ワインなどをふってオーブンで焼いた料理のこと。ハムやトマトが定番の具材で、ケーゼシュニッテの上に目玉焼きが載っているメニューもあります
住所:Bahnhofstrasse 28, 3920 Zermatt, Switzerland
営業時間:月〜土曜8:00~24:00(日曜は9:30〜)
※ランチメニュー 11:30〜14:00、ディナーメニュー 18:00〜21:30
公式サイト:https://www.hotelpollux.ch/en/gastronomy/pinte
フックス
ツェルマットに3店舗展開してるベーカリー「フックス(Fuchs Bäckerei)」。
リンゴ、イチジク、ナッツなどさまざまな具材が入った「Mountain guide bread」や洋梨のパン、ライ麦パンなどが看板メニュー。
マッターホルンの形をしたチョコレート、「Matterhorn big」はお土産におすすめです。
住所:Bahnhofstrasse 28, 3920 Zermatt, Switzerland
営業時間:7:00~19:00
公式サイト:https://www.fuchs-zermatt.ch/
レストラン・ダービー
ツェルマット駅を出て右へ曲がり、バーンホフ通り(Bahnhofstrasse)を歩いていくと、右側にホテルに併設された大きなレストランが見えてきます。それが「レストラン・ダービー(Restaurant Derby)」です。
レストラン・ダービーではスイス料理はもちろんのこと、フランス料理やイタリア料理も堪能できます。
ワインのメニューも豊富なので、食事のお供におすすめしたいです。
広い店内にたくさんのお客さんがいて賑やかでした
ツェルマットのビール「マッターホルン(Zermatt Beer “Matterhorn”)」。フルーティーな甘い香りを感じる爽やかな味わいのビールです
本日のスープ。この日はパンプキンスープでした
「子牛のソーセージのレシュティ添え(Kalbsbratwurst mit Rösti)」。見かけによらず油っこくなく、あっさりとした味わいでした
住所:Bahnhofstrasse 22, 3920 Zermatt, Switzerland
営業時間:7:00~24:00(ホットミールの提供時間は11:30〜22:00)
公式サイト:https://www.derbyzermatt.ch/de/restaurant/
デュポン
ツェルマット駅からバーンホフ通りを歩いて、教会があるキルヒ広場を越えたつき当たりにあるレストラン「デュポン(Du Pont)」。
暖かみのある木造の店内は、家庭的で伝統的な雰囲気を感じられ、その空間の中でケーゼシュニッテ、レシュティ、チーズフォンデュなどの伝統的なスイス料理が楽しめます。
住所:Oberdorfstrasse 7 3920 Zermatt, Switzerland
営業時間:火〜日曜12:00~14:30、18:00~22:30
定休日:月曜
公式サイト:https://www.restaurant-dupont.ch/
プチ・ロイヤル
おいしいコーヒーとケーキを提供していることで評判のカフェ「プチ・ロイヤル(Petit Royal)」。
そのほか、ブレックファーストメニューやフォカッチャなどの軽食メニューもあるので、小腹が空いた時にも利用できます。
観光の合間や休憩がてらに立ち寄るのにおすすめのカフェです。
店内にあるカフェのメニュー。かわいいイラストで描かれているのでイメージしやすいです
ホームメイドのホットチョコレート。濃厚な味わいながらも甘さは控えめ。スイスの寒い空の下で飲む温かいホットチョコレートは身にしみます
住所:Bahnhofstrasse 7b, 3920 Zermatt, Switzerland
営業時間:8:00~18:00
公式サイト:https://www.petitroyal.ch/
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ゴールデンウィーク期間のスイス旅行はおすすめできない?
冒頭でも申し上げたとおり、スイスでは夏はハイキング、冬はスキーを楽しめます。
しかしその間の時期はスイスではオフシーズンになり、日本でいうゴールデンウィーク期間はまさにその時期にあてはまります。
チューリッヒやベルンなどの都市では見かけませんでしたが、今回紹介したスイスアルプスの町や村では、臨時休業中のレストランやカフェが散見しました。
特にユングフラウ観光の拠点であるグリンデルワルト(Grindelwald)に至っては、ガイドブックに載っているような人気店は軒並み休業中でした。
日本のゴールデンウィーク期間は、ユングフラウ地方やゴルナーグラートなどの山間部では積雪によりハイキングがまだできないため、この時期のスイスアルプス観光はハイキングをしたい方にはおすすめできません。
しかし、チューリッヒやベルンなどの街歩きは、暑すぎず寒すぎずで気候が安定しているのでおすすめできます。
私が訪れたのはゴールデンウィークだったため、今回はその期間でも営業している店のみの紹介となりました。そのことをご承知おきくださいませ。
夏や冬にスイスに訪れれば、ガイドブックに載っているようなレストランやカフェも営業していますので、その時期にスイスアルプスのグルメを堪能してみてはいかがでしょう。
口コミサイトはあてないならない?
どの店とはいいませんが、ここで紹介した店の中で口コミサイトでボロクソ書かれている店が2店舗あり、そのことをあとで知りました。
旅行中の私はそんなこともつゆ知らずに、事前に調べず営業している店に入ってみようというノリで外食を楽しみました。
それらの店で食事をした時の感想は、いずれも「けっこうよかったですよ」という感じでした。少なくとも“So-so”よりかはベターです。
口コミサイトがあてにならないとまではいいませんが、余計な先入観なしで自分の直感を頼りにして、レストランやカフェに入って外食を楽しむのも旅行の醍醐味といえるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
以上、サン・モリッツ、インターラーケン、ツェルマットのグルメ・レストラン・カフェ9選を紹介しました。
ご参考にしていただけたら幸いです。
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