フランス北東部のライン川を挟んでドイツとの国境沿いに位置するアルザス地方。かつてはドイツ領だったこともあり、文化や木骨組みの建物が立ち並ぶ街の様子はドイツの影響を色濃く残しています。
もちろん料理も例外ではありません。一般的なフランス料理とはまた一線を画していて、素材の味を生かした素朴な味わいがアルザス料理の魅力のひとつとなっています。
今回は中心都市・ストラスブール以外の、アルザス地方のおすすめ名物レストランを紹介します。
アルザス地方のおすすめレストランは次の通りです。
Brasserie Schwendi
ブラッスリー・シュヴェンディ
シュヴェンディはアルザス地方の町・コルマールの旧市街の中心部の旧税関(Ancienne Douane)近くに位置する、アルザス料理のレストラン。大衆酒場のようなレストランなので、ビールやアルザスワインも楽しめます。
シュークルート(choucroute)。見た目は豪快だが、素材を生かした味は素朴そのもの
Information
住所:Haut-Rhin, Place de l’Ancienne Douane, 25 Grand Rue, 68000 Colmar, France
営業時間:12:00〜22:30
Le Petit Tanneur
ル・プティット・タナー
コルマール旧市街、将軍の銅像の噴水からほど近いところに位置する。アルザス料理のレストラン。
スプーンやフォーク、鍋を模った飾りが目を引く、ユニークな外観のレストラン。比較的リーズナブルな値段で、シュークルートやベックオフなどのアルザス料理が食べられます。
Information
住所:2 Rue des Tanneurs, 68000 Colmar, France
営業時間:日:11:45~14:30、18:30~21:00
月〜木:11:45~14:00、18:30~21:00
金・土:11:45~14:30、18:30~21:30
公式サイト(Facebook)
La Taverne Alsacienne
ラ・タベルネ・アルザシエンヌ
ラ・タベルネ・アルザシエンヌは、「フランスでもっとも美しい村」にも選ばれたリクヴィル(Riquewihr)にあるレストラン。アルザス地方の料理やロスティ(Rösti)が食べられる。
店内の様子。内装がなんともメルヘンチックです
ロスティ(Rösti)。チーズたっぷり!
ロスティ(Rösti)とは:
スイス料理で国民食。スイス版のハッシュポテトもしくはポテトパンケーキといったところ。ちなみに上の写真は私が注文したもので、チーズが好きなので、チーズがたっぷり入ったロスティを注文しました。
Information
住所:17 Rue du Général de Gaulle, 68340 Riquewihr, France
営業時間:10:00~22:00
公式サイト(Facebook)
La Taverne Obernoise
ラ・タベルネ・オバノイズ
ストラスブールから電車(TER)で約30分のところに位置するオベルネ(Obernai)のおすすめレストラン。中心部のマルシェ広場からは歩いてすぐ。
店内の様子。広い奥行き。カジュアルでもフォーマルでもOKって感じ
パナシェ(Panaché)。ビールのレモネード割りです
グラティネ(Gratinée)のタルト・フランベ(Tarte Flambée)
すっげーおいしかった!!!
ただ残念なことに、Google MAP上で見たら「臨時休業」となっていました(2020年3月時点)。現在は営業しているかどうかはわかりません。
Information
住所:100 Rue du Général Gouraud 67210 Obernai, France
営業時間:火〜土:12:00〜13:30、19:00〜21:15
日曜日:12:00〜13:30
休業日:月曜日
公式サイト
Winstub(ヴィンステュブ)とは:
アルザス地方の町を歩くと、そこらじゅうのレストランでこの見慣れない単語が目につきます。ヴィンステュブとはアルザス風ビストロ、大衆食堂という意味で、アルザスのビールやワイン、そしてアルザス料理を提供するレストランのことです。
アルザス地方には小さくも美しい村がたくさんあります。アルザス地方を訪れたら、ストラスブールやコルマールを拠点にして、時間があればできるだけ、アルザス地方の村々をバスや電車で見て回るのも楽しいです。
以上、アルザス地方のおすすめレストランを紹介しました。ご参考にしていただけたら幸いです。